Competition-Level Problems are Effective LLM Evaluators

  • Competition-Level Problems are Effective LLM Evaluators [124.8]
    本稿では,Codeforcesにおける最近のプログラミング問題の解決において,大規模言語モデル(LLM)の推論能力を評価することを目的とする。 まず,問題の発生時間,難易度,遭遇したエラーの種類など,様々な側面を考慮して,GPT-4の望ましくないゼロショット性能を総合的に評価する。 驚くべきことに、GPT-4のTheThoughtivedのパフォーマンスは、2021年9月以降、あらゆる困難と種類の問題に対して一貫して問題が減少するような崖を経験している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 5 Dec 2023 03:44:19 GMT)
  • LLMのデータ汚染問題を検証するためにCodeforceの問題を利用。「We find a significant decrease in perceived performance of GPT-4 on unseen problems, consistent across a range of difficulties, problem types, and experimental settings.」という結果でなかなか衝撃的。
  • 別の検証でも似たような指摘はあったし、Geminiのテクニカルレポートでも「 Evaluation on these benchmarks is challenging and may be affected by data contamination.We performed an extensive leaked data analysis after training to ensure the results we report here are as scientifically sound as possible, but still found some minor issues and decided not to report results on e g LAMBADA (Paperno et al , 2016).(gemini_1_report.pdf (storage.googleapis.com))」という指摘がある。正しい評価は難しい。

Chain of Code

  • Chain of Code: Reasoning with a Language Model-Augmented Code Emulator [119.0]
    言語モデル(LM)はコード記述を活用して思考の連鎖推論を改善する。 我々は、LMコード駆動推論を改善するシンプルな、そして驚くほど効果的な拡張であるChain of Code (CoC)を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 7 Dec 2023 17:51:43 GMT)
  • LLMをコードを通して考えさせることによって性能が向上する(Chain of Code achieves 84%, a gain of 12% over Chain of Thought)とのこと。PALのようなプログラミング言語を通すアプローチと異なり、実行できる場合はインタプリタを実行できない場合は疑似コードを LMulator (a portmanteau of LM and emulator)を通して解釈する点が特徴。
  • リポジトリはChain of Code (google.com)

Gemini

先週の大きな話題としてGeminiの発表があった。非常に性能の高いマルチモーダルなLLM
Google Japan Blog: 最大かつ高性能 AI モデル、Gemini を発表 – AI をすべての人にとってより役立つものに (googleblog.com)

動画もテクニカルノート(gemini_1_report.pdf (storage.googleapis.com))の興味深いが、「We trained two versions of Nano, with 1.8B (Nano-1) and 3.25B (Nano-2) parameters, targeting low and high memory devices respectively.」という3B程度ではNano扱いというのもびっくり。BERT LARGEの10倍の規模なんだけど…と思うと進化の速さがよくわかる。

OneLLM

  • OneLLM: One Framework to Align All Modalities with Language [90.1]
    統一フレームワークを用いて8つのモーダルを言語に整合させるMLLMであるOneLLMを提案する。 OneLLMは25の多様なベンチマークで評価され、マルチモーダルキャプション、質問応答、推論などのタスクを含む。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 6 Dec 2023 18:59:19 GMT)
  • マルチモーダルなLLMの提案、image, audio, video, point cloud, depth/normal map, IMU and fMRI brain activityとあまり見ないモーダルにも対応。Universal Encoder → Universal Projection Module → LLMなアーキテクチャでEncoderはFrozenとのこと。様々なベンチマークで高い性能を発揮。
  • リポジトリはGitHub – csuhan/OneLLM: OneLLM: One Framework to Align All Modalities with Language

GAIA: A Benchmark for General AI Assistants

  • GAIA: a benchmark for General AI Assistants [31.7]
    一般AIアシスタントのベンチマークであるGAIAを紹介します。 GAIAは、推論、マルチモーダリティハンドリング、Webブラウジング、一般的なツール使用の習熟度といった基本的な能力を必要とする現実世界の質問を提案する。 GAIAの質問は、人間にとって概念的には単純だが、ほとんどの高度なAIでは困難である。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 21 Nov 2023 20:34:47 GMT)
  • AIアシスタントのためのベンチマーク、人が92%正解できる一方でツールのアシストがあってもGPT-4の正解率はレベル1でも30%程度と非常に難しく、人間とAIの差が大きく出るタスクになっている。
  • レベル1では5step程度の推論、レベル2では5-10ステップの推論+ツールの利用、レベル3では長いシーケンスの推論が必要とのこと。gaia-benchmark/GAIA · Datasets at Hugging Faceでサンプルがみられる。レベル3は検索しまくらないと解けなさそう。。
  • リポジトリはgaia-benchmark (GAIA) (huggingface.co)

Grammatical Gender’s Influence on Distributional Semantics: A Causal Perspective

  • Grammatical Gender’s Influence on Distributional Semantics: A Causal Perspective [100.5]
    言語間のジェンダーの割り当てにどの程度の意味が影響するかは、現代言語学と認知科学における活発な研究分野である。 我々は、名詞の文法的性別、意味、形容詞選択の間の相互作用を共同で表現する、新しい因果的グラフィカルモデルを提供する。 文法的ジェンダーが形容詞選択にほぼゼロ効果があることに気付き、ネオ・ヴォルフの仮説を疑問視する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 30 Nov 2023 13:58:13 GMT)
  • ドイツ語、ヘブライ語、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語のwikipediaダンプからcausal graphical modelを作り分析、「we provide further evidence against the neo-Whorfian hypothesis.」とのこと
  • 大規模データ+causal graphical modelでとても面白い

mPLUG-PaperOwl

  • mPLUG-PaperOwl: Scientific Diagram Analysis with the Multimodal Large Language Model [73.4]
    本研究はマルチモーダルLLMのマルチモーダルダイアグラム解析機能を強化することに焦点を当てる。 高品質な論文のLatexソースファイルを解析することにより、マルチモーダルなダイアグラム理解データセットM-Paperを慎重に構築する。 M-Paperは、画像やラテックス符号のフォーマットの数字や表を含む、複数の科学的図の合同理解をサポートする最初のデータセットである。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 30 Nov 2023 04:43:26 GMT)
  • 学術論文の図表を含むドキュメントを読解するためのデータ・モデルの提案、latexが取れるというのも大きいのだろうけど、分野特化は非常に有効に見える
  • リポジトリはmPLUG-DocOwl/PaperOwl at main · X-PLUG/mPLUG-DocOwl · GitHub

Continual Learningのサーベイ

  • Continual Learning: Applications and the Road Forward [111.3]
    継続的学習は、機械学習モデルが、過去に学んだことを忘れずに知識を蓄積することで、新しいデータを継続的に学習できるようにすることを目的としている。 我々は3つの主要な機械学習カンファレンスで発行された最近の連続的な学習論文を調査してステージを設定した。 機械学習における5つのオープンな問題について議論し、継続的学習が必然的にそのソリューションの一部であることを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 21 Nov 2023 15:17:00 GMT)
  • Continual Learningのサーベイ、講演資料が基になっているからか基礎からわかりやすい印象。

MEDITRON-70B

  • MEDITRON-70B: Scaling Medical Pretraining for Large Language Models [91.3]
    大きな言語モデル(LLM)は、医療知識へのアクセスを民主化することができる。 医療領域に適応した7Bおよび70BパラメータのオープンソースLLMスイートであるMEDITRONをリリースする。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 27 Nov 2023 18:49:43 GMT)
  • 医療特化型の大規模言語モデルの提案。最初のページの図が規模としても時間感覚としても分かりやすい。様々な評価がされているのでドメイン特化型の効果も把握できる。
  • リポジトリはGitHub – epfLLM/meditron: Meditron is a suite of open-source medical Large Language Models (LLMs).

Animate124

  • Animate124: Animating One Image to 4D Dynamic Scene [108.2]
    Animate124は、テキストによる動作記述を通じて、単一のWildイメージを3Dビデオにアニメーションする最初の作品である。 提案手法は,既存のベースラインよりも大幅に進歩したことを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 24 Nov 2023 16:47:05 GMT)
  • テキストでの動作記述+画像から3D動画を作成するAnimate124 (Animate-one-image-to-4D)の提案。デモが凄い。
  • リポジトリはAnimate124: Animating One Image to 4D Dynamic Scene