OmniParser

ChartThinker

  • ChartThinker: A Contextual Chain-of-Thought Approach to Optimized Chart Summarization [32.2]
    本研究は,各チャートに包括的チャートキャプチャペアと微調整命令の大規模データセットを構築した。 本稿では,思考の連鎖に基づいて深い分析を合成する,革新的なチャート要約手法であるChartThinkerを提案する。 キュレートされたデータセットに基づいて、トレーニングされたモデルは、チャートの要約タスクにおいて、常に優れたパフォーマンスを示します。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 17 Mar 2024 14:49:09 GMT)
  • チャート要約データセットChart-Sum-QAとチャート要約のモデルChartThinkerの提案。OCR併用の方が性能が高いのが気になるのと、GPT-4Vのような最新モデルを使った場合の結果が知りたいところ。
  • リポジトリはAnonymized Repository – Anonymous GitHub (4open.science)

Document Structure in Long Document Transformers

  • Document Structure in Long Document Transformers [64.8]
    長い文書は、しばしばセクションヘッダーや段落のような異なる機能で階層的に整理された要素を持つ構造を示す。 文書構造の不明瞭さにもかかわらず、自然言語処理(NLP)におけるその役割はいまだに不透明である。 長期文書変換モデルは事前学習中に文書構造の内部表現を取得するか? 事前トレーニング後に構造情報をモデルに伝達するにはどうすればよいのか、下流のパフォーマンスにどのように影響するのか?
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 31 Jan 2024 08:28:06 GMT)
  • 文書構造がモデルで扱われるか及び構造をモデルに入れ込む手法提案。「Results on LED and LongT5 suggest that they acquire implicit understanding of document structure during pretraining, which can be further enhanced by structure infusion, leading to improved endtask performance.」と肯定的な見解
  • リポジトリはhttps://github.com/UKPLab/eacl2024-doc-structureとのこと(現在は404)

DocLLM

  • DocLLM: A layout-aware generative language model for multimodal document understanding [12.1]
    本稿では,従来の大規模言語モデル(LLM)の軽量拡張であるDocLLMについて述べる。 本モデルは,空間配置構造を組み込むための境界ボックス情報にのみ焦点をあてる。 我々のソリューションは、すべてのタスクにまたがる16のデータセットのうち14のデータセットでSotA LLMよりも優れており、これまで見つからなかった5つのデータセットのうち4のデータセットで十分に一般化されていることを実証しています。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 31 Dec 2023 22:37:52 GMT)
  • bounding boxの情報を組み込んだLLM、画像への拡張よりも効率的とのこと。実装上有用なアプローチに思える。著者がJPMorgan AI Researchというのも興味深い。
  • 「DocLLM is a multi-modal system that integrates lightweight visual information by utilizing the spatial positions and dimensions of text tokens obtained using OCR.」ということでbounding boxはOCRから得るのが前提ではあるが、テキストやブロック構造が得られる電子ファイルが使える場合はさらによく動きそう(非現実的な仮定でもない)。

mPLUG-PaperOwl

  • mPLUG-PaperOwl: Scientific Diagram Analysis with the Multimodal Large Language Model [73.4]
    本研究はマルチモーダルLLMのマルチモーダルダイアグラム解析機能を強化することに焦点を当てる。 高品質な論文のLatexソースファイルを解析することにより、マルチモーダルなダイアグラム理解データセットM-Paperを慎重に構築する。 M-Paperは、画像やラテックス符号のフォーマットの数字や表を含む、複数の科学的図の合同理解をサポートする最初のデータセットである。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 30 Nov 2023 04:43:26 GMT)
  • 学術論文の図表を含むドキュメントを読解するためのデータ・モデルの提案、latexが取れるというのも大きいのだろうけど、分野特化は非常に有効に見える
  • リポジトリはmPLUG-DocOwl/PaperOwl at main · X-PLUG/mPLUG-DocOwl · GitHub

TGDoc

  • Towards Improving Document Understanding: An Exploration on Text-Grounding via MLLMs [96.5]
    本稿では,画像中のテキストの空間的位置を識別し,MLLMを強化したテキストグラウンド文書理解モデルTGDocを提案する。 我々は,テキスト検出,認識,スポッティングなどの命令チューニングタスクを定式化し,視覚エンコーダと大言語モデルとの密接なアライメントを容易にする。 提案手法は,複数のテキストリッチベンチマークにまたがる最先端性能を実現し,本手法の有効性を検証した。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 22 Nov 2023 06:46:37 GMT)
  • Vicuna-7Bを拡張する形式のMLLM、データを自前で集めている点はすごい、こちらLLaVARを上回る性能。

DocPedia

  • DocPedia: Unleashing the Power of Large Multimodal Model in the Frequency Domain for Versatile Document Understanding [98.4]
    本研究は, OCRフリー文書理解のための新しい大規模マルチモーダルモデル(LMM)であるDocPediaを提案する。 既存の作業では高解像度のドキュメントで苦労したり、大きな言語モデルを捨てたり、視覚や言語能力に制約があったりするのに対して、DocPediaでは、ピクセル空間ではなく、周波数領域の視覚入力を直接処理しています。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 20 Nov 2023 14:42:25 GMT)
  • 「 DocPedia directly processes visual input in the frequency domain rather than the pixel space.」というのが特徴的な文章理解モデル。DCT → Frequency Adapter → …と興味深いブロック図になっている。。。
  • LLaVARやmPLUG-Owlに比べて性能は高いがsupervisedなSOTAとは距離がある。

DocXChain

  • DocXChain: A Powerful Open-Source Toolchain for Document Parsing and Beyond [17.9]
    DocXChainは、ドキュメント解析のための強力なオープンソースツールチェーンである。 テキスト、テーブル、チャートなどの構造化されていないドキュメントに具現化されたリッチな情報を、構造化された表現に自動的に変換する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 19 Oct 2023 02:49:09 GMT)
  • Apache License, Version 2.0と使いやすいドキュメント解析ソフトウェア、LLMに投入するための前処理などで重要
  • リポジトリはAdvancedLiterateMachinery/Applications/DocXChain at main · AlibabaResearch/AdvancedLiterateMachinery · GitHub

Kosmos-2.5

  • Kosmos-2.5: A Multimodal Literate Model [143.5]
    Kosmos-2.5はテキスト集約画像の機械読取のためのマルチモーダルリテラルモデルである。 2つの異なるが協調的な転写タスクに優れる。 テキスト集約的な画像理解タスクに対して異なるプロンプトで適応することができる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 20 Sep 2023 15:50:08 GMT)
  • Kosmosの新バージョン。コア部分はencoder-only/encoder-decoder model から decoder-only modelへ移行しており生成系AIのようなアーキテクチャになっている。商用製品を上回る性能とのこと。
  • プロジェクトサイトはAdvancing AI for humanity | Foundation of AI (thegenerality.com)

PDFTriage

  • PDFTriage: Question Answering over Long, Structured Documents [64.6]
    構造化文書をプレーンテキストとして表現することは、これらの文書をリッチな構造でユーザ精神モデルと矛盾する。 本稿では,構造や内容に基づいて,モデルがコンテキストを検索できるPDFTriageを提案する。 本実験は,既存の検索拡張LPMが失敗する問題に対して,提案したPDFTriage-augmentedモデルの有効性を実証するものである。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 16 Sep 2023 04:29:05 GMT)
  • 構造化文書へについて分析し、PDFTriage(Generate document metadata → LLM-based triage → Answer using retrieved content)を提案、効果を確認。2 step目がfetch_pages, fetch_sections, fetch_table, fetch_figure, retrieveをAPI経由で呼び出す設計になっているのが面白い。
  • 「We identify a gap in question answering over structured documents with current LLM approaches, namely treating documents as plain text rather than structured objects;」はまさにその通りだと思う。PDF Triageのような手法ではなくRAGに近年のDocument understanding関連の成果を取り込むような方向性もあると思うが、早めに進化してほしいところ。

Document Understanding関連でもLLMの活用が進む

  • LMDX: Language Model-based Document Information Extraction and Localization [15.7]
    大規模言語モデル(LLM)は自然言語処理(NLP)に革命をもたらした 本稿では,文書情報の抽出に任意の LLM を適用する手法である LMDX を紹介する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 19 Sep 2023 22:32:56 GMT)
  • LLMを用いた文書からの情報抽出(OCRが起点)、LayoutLMv3を超えているのが凄い。