ProMoAI: Process Modeling with Generative AI

  • ProMoAI: Process Modeling with Generative AI [45.1]
    ProMoAIは、LLM(Large Language Models)を利用して、テキスト記述からプロセスモデルを自動的に生成する新しいツールである。 また、高度なプロンプトエンジニアリング、エラーハンドリング、コード生成技術も組み込まれている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 7 Mar 2024 08:48:04 GMT)
  • LLMを使ったプロセスモデリング。計画作成がLLMでできる以上、実現できることに不思議はないが、Process Modelingのハードルが下がるのであれば面白いと思う。
  • リポジトリはProMoAI/app.py at main · humam-kourani/ProMoAI (github.com)。デモサイトもあるProMoAI · Streamlit

Chatbot Arena

  • Chatbot Arena: An Open Platform for Evaluating LLMs by Human Preference [49.0]
    人間の好みに基づいた大規模言語モデル(LLM)を評価するオープンプラットフォームであるArenaを紹介する。 本手法は,クラウドソーシングを通じて,多種多様なユーザベースからのインプットを活用する。 本稿では,このプラットフォームについて述べるとともに,これまでに収集したデータを分析し,実際に使用している統計的手法について説明する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 7 Mar 2024 01:22:38 GMT)
  • Chatbot Arenaの論文、論文化されていなかったことに驚き。なかなか評価の難しいLLM界隈において重要な貢献だと思う。
  • プロジェクトサイトはChat with Open Large Language Models (lmsys.org)

Large Multimodal Agents: A Survey

  • Large Multimodal Agents: A Survey [78.8]
    大規模言語モデル(LLM)は、テキストベースのAIエージェントのパワーで優れたパフォーマンスを実現している。 LLMを利用したAIエージェントをマルチモーダルドメインに拡張することに焦点を当てた、新たな研究トレンドがある。 本総説は, この急速に発展する分野において, 今後の研究に有用な洞察とガイドラインを提供することを目的としている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 23 Feb 2024 06:04:23 GMT)
  • 研究が流行っているLLM&マルチモーダル&エージェントのサーベイ
  • リポジトリも参考になる jun0wanan/awesome-large-multimodal-agents (github.com)

Design2Code

  • Design2Code: How Far Are We From Automating Front-End Engineering? [83.1]
    マルチモーダルLLMがビジュアルデザインをコード実装に直接変換するタスクを Design2Code タスクとして形式化し,包括的なベンチマークを行う。 具体的には、テストケースとして、484の多様な現実世界のWebページのベンチマークを手動でキュレートする。 我々は,GPT-4V と Gemini Pro Vision 上で,マルチモーダルプロンプト手法のスイートを開発し,その有効性を示す。 人的評価と自動測定の両方で、GPT-4Vは他のモデルと比較して、このタスクにおいて最善であることを示している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 5 Mar 2024 17:56:27 GMT)
  • WEBページの画像からコードを作れるかを検証した論文。GPT-4Vが最も性能が高いが、十分ではなさそう。既存のオープンソースモデルの性能はかなり悪い。論文中ではCogAgent – arXiv最新論文の紹介 (devneko.jp)をfine tuningしたDesign2Code-18Bを開発、公開している。
  • MistralベースのHuggingFaceM4/VLM_WebSight_finetuned · Hugging Faceがまずまずのスコアを出しており「WebSight VLM-8B performs better than Gemini direct prompting (54% win rate and 35% lose rate), suggesting that finetuning on a large amount of data can match commercial models in specific domains.」とされているのも興味深い。
  • リポジトリはDesign2Code: How Far Are We From Automating Front-End Engineering (salt-nlp.github.io)

Divide-or-Conquer? Which Part Should You Distill Your LLM?

  • Divide-or-Conquer? Which Part Should You Distill Your LLM? [40.6]
    我々は、推論タスクを問題分解フェーズと問題解決フェーズに分割する同様の戦略を考案し,この戦略が単一段階のソリューションよりも優れていることを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 22 Feb 2024 22:28:46 GMT)
  • 一回で答えを導くのではなく、問題を分解したうえでLLMに答えさせる戦略のほうが良い結果になるという報告。CoTなりToTなりSelf verificationなり、自律エージェント的動作の効果を見るとそうなんだろうと納得感がある。
  • Are More LLM Calls All You Need? Towards Scaling Laws of Compound Inference Systems [80.5]
    本研究では,Large Language Model (LLM) の呼び出し回数が1層投票システムの性能に与える影響について検討する。 この非単調性は,タスク内の問合せの難しさの多様性に起因すると考えられる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 4 Mar 2024 19:12:48 GMT)
  • この論文も面白かった。複数のAPI call(LLM利用)によって性能が上がるかはタスクに依存するという内容。ただし、並列に動作する環境を想定しているようなので上記とは使い方がかなり異なる。

SheetRM & SheetAgent

  • SheetAgent: A Generalist Agent for Spreadsheet Reasoning and Manipulation via Large Language Models [42.7]
    大規模言語モデル (LLM) は近年, スプレッドシートの自動操作のために試みられているが, 現実的なタスクではまだ研究されていない。 我々は、推論に依存した操作を伴う長い水平および複数カテゴリのタスクを特徴付けるベンチマークであるSheetRMを紹介した。 さらに,LLMのパワーを利用した新しい自律エージェントであるSheetAgentを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 6 Mar 2024 11:48:08 GMT)
  • Excelのようなスプレッドシートに対するエージェント的動作のベンチマークとエージェントの提案。SheetAgentはPlanner、Informer、Retrieverで構成されPlannerがPythonコード、InformerがSQLを作成するプログラムを介するタイプ。SheetCopilot: Bringing Software Productivity to the Next Level through Large Language Models (sheetcopilot-demo.github.io)より高性能と主張。本件で構築されたベンチマークSheetRM (Spreadsheet Reasoning and Manipulation Benchmark)に対してはSheetCopilotのスコアが悪く、汎用的なエージェントを作る難しさ(対象業務によってアプローチを選ぶ必要性)がよくわかる気がする。
  • リポジトリはSheetAgent: A Generalist Agent for Spreadsheet Reasoning and Manipulation via Large Language Models

Claude 3とYi

今週もLLM関連の話題が多く、AnthropicからGPT-4を超える性能というClaude 3が発表されてた。また、中国のスタートアップ01.AIによるYiは公開されているモデルの中では非常に高性能に思える(ライセンスは独自で商用利用時には登録が必要などCCなど一般的なものとは異なり、よく読む必要がある。)

Introducing the next generation of Claude \ Anthropic

Model_Card_Claude_3.pdf (anthropic.com)
The Claude 3 Model Family: Opus, Sonnet, Haiku
Claude 3ファミリーはベンチマーク評価全体で強力なパフォーマンスを示し、推論、数学、コーディングの尺度に新しい標準を設定する。Claude 3 Opus は GPQA [1], MMLU [2], MMMU [3] などの評価で最先端の結果を得る。Claude 3 HaikuはClaude 2よりも多くの純粋なテキストタスクで優れており、SonnetとOpusはそれを著しく上回っている。

  • Yi: Open Foundation Models by 01.AI [42.9]
    Yiモデルファミリは、6Bおよび34B事前訓練言語モデルに基づいており、チャットモデル、200K長コンテキストモデル、深度アップスケールモデル、ビジョン言語モデルに拡張する。 私たちのベースモデルは、MMLUのような幅広いベンチマークで強力なパフォーマンスを実現し、優れたチャットモデルは、AlpacaEvalやArenaといった主要な評価プラットフォーム上で、強い人間の嗜好率を提供します。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 7 Mar 2024 16:52:49 GMT)
  • タスクによってかなり性能は違うが、英語で同サイズのLlamaを上回り、34Bだと英語でGPT-3.5、中国語でGPT-4に匹敵するようなモデルの提案。Weightが公開されているのがすごい。日本語でも相応の性能に思える。
  • リポジトリは01-ai/Yi: A series of large language models trained from scratch by developers @01-ai (github.com)、モデルは01-ai (01-ai) (huggingface.co)

Hire a Linguist!: Learning Endangered Languages with In-Context Linguistic Descriptions

  • Hire a Linguist!: Learning Endangered Languages with In-Context Linguistic Descriptions [53.0]
    LINGOLLMは、LLMが事前トレーニングでほとんど起こらない未知の言語を処理できるようにする、トレーニング不要のアプローチである。 GPT-4とMixtralの2つのモデル上にlingOLLMを実装し,その性能評価を行った。 GPT-4 の 0 から 10.5 BLEU への翻訳能力が 10 言語方向に向上することを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 28 Feb 2024 03:44:01 GMT)
  • 形態素解析した結果と単語単位の辞書情報をLLMに入れることで未知の言語の翻訳ができたという論文。Geminiの事例を彷彿とさせ、LLMの指示理解力&高い言語能力が興味深い。
  • リポジトリはLLiLab/llm4endangeredlang (github.com)

The (R)Evolution of Multimodal Large Language Models: A Survey

  • The (R)Evolution of Multimodal Large Language Models: A Survey [48.6]
    MLLM(Multimodal Large Language Models)は、視覚とテキストのモダリティを、入力と出力の両方としてシームレスに統合することができる。 本稿では,近年の視覚的MLLMのレビュー,アーキテクチャ選択,マルチモーダルアライメント戦略,トレーニング手法について述べる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 19 Feb 2024 19:01:01 GMT)
  • マルチモーダルなLLMのサーベイ
  • 本当にいっぱいあるなーという印象と、公開されているものが多いのも興味深い

Beyond Natural Language: LLMs Leveraging Alternative Formats for Enhanced Reasoning and Communication

  • Beyond Natural Language: LLMs Leveraging Alternative Formats for Enhanced Reasoning and Communication [82.8]
    自然言語(NL)は長年、人間の認知とコミュニケーションの主要なフォーマットであった。 本研究では,異なる文脈における非NLフォーマットの有用性を検討することで,NLのデフォルト利用に挑戦する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 28 Feb 2024 16:07:54 GMT)
  • LLMへの指示やLLM間の通信で自然言語より優れた方式を検討した論文。AutoForm (Autonomously-Decided Format)という手法で自然言語ではないプロンプト形式を使うと優れた結果が得られるとのこと。また、Agent間コミュニケーションもトークン数が減って効率的になるという結果。「We also find that the communication formats generated by LLMs resemble traditional ACLs, offering both precision and efficiency」(ここでのACLはAgent Communication Languages)というのも非常に興味深い。
  • リポジトリはthunlp/AutoForm: Code for paper “Beyond Natural Language: LLMs Leveraging Alternative Formats for Enhanced Reasoning and Communication” (github.com)