PDFTriage

  • PDFTriage: Question Answering over Long, Structured Documents [64.6]
    構造化文書をプレーンテキストとして表現することは、これらの文書をリッチな構造でユーザ精神モデルと矛盾する。 本稿では,構造や内容に基づいて,モデルがコンテキストを検索できるPDFTriageを提案する。 本実験は,既存の検索拡張LPMが失敗する問題に対して,提案したPDFTriage-augmentedモデルの有効性を実証するものである。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 16 Sep 2023 04:29:05 GMT)
  • 構造化文書へについて分析し、PDFTriage(Generate document metadata → LLM-based triage → Answer using retrieved content)を提案、効果を確認。2 step目がfetch_pages, fetch_sections, fetch_table, fetch_figure, retrieveをAPI経由で呼び出す設計になっているのが面白い。
  • 「We identify a gap in question answering over structured documents with current LLM approaches, namely treating documents as plain text rather than structured objects;」はまさにその通りだと思う。PDF Triageのような手法ではなくRAGに近年のDocument understanding関連の成果を取り込むような方向性もあると思うが、早めに進化してほしいところ。

Document Understanding関連でもLLMの活用が進む

  • LMDX: Language Model-based Document Information Extraction and Localization [15.7]
    大規模言語モデル(LLM)は自然言語処理(NLP)に革命をもたらした 本稿では,文書情報の抽出に任意の LLM を適用する手法である LMDX を紹介する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 19 Sep 2023 22:32:56 GMT)
  • LLMを用いた文書からの情報抽出(OCRが起点)、LayoutLMv3を超えているのが凄い。

DLUE: Document Language Understanding Evaluation

  • DLUE: Benchmarking Document Language Understanding [32.6]
    文書理解能力を包括的に評価する方法については、確固たるコンセンサスはない。 本稿では,文書分類,文書構造解析,文書情報抽出,文書書き起こしの4つの代表的能力について要約する。 新しい評価フレームワークでは、新しいタスクスイートである DLUE の Document Language Understanding Evaluation を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 16 May 2023 15:16:24 GMT)
  • 文書読解タスクのベンチマーク。document classification、document structure analysis、document information extraction、document transcriptionが対象。
  • プロジェクトサイトはDLUE – Coming Soon (dluebenchmark.com)

Doc2SoarGraph

  • Doc2SoarGraph: Discrete Reasoning over Visually-Rich Table-Text Documents with Semantic-Oriented Hierarchical Graphs [73.3]
    視覚的にリッチなテーブルテキスト文書に答えるTAT-DQAを提案する。 具体的には、離散推論機能を強化した新しいDoc2SoarGraphフレームワークを提案する。 我々は,TAT-DQAデータセットに関する広範な実験を行い,提案したフレームワークは,テストセット上でのエクサクティマッチ(EM)とF1スコアでそれぞれ17.73%,F1スコアで16.91%の最高のベースラインモデルを上回る結果を得た。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 4 May 2023 10:02:39 GMT)
  • 報告書のようなドキュメントに対するテーブルを含むQA、いろいろ盛り込まれているものの実務的にはよくある問題。階層型のグラフ構造を用いており凄いパイプライン構成。

Multimodal Tree Decoder for Table of Contents Extraction in Document Images

  • Multimodal Tree Decoder for Table of Contents Extraction in Document Images [32.5]
    テーブル・オブ・コンテント(ToC)抽出は、文書の様々なレベルの見出しを抽出し、内容のアウトラインをよりよく理解することを目的としている。 まず,学術論文の650件の資料とコンテンツラベルによるイメージサンプルを含む,標準データセットであるHierDocを紹介した。 本稿では,ToCのマルチモーダルツリーデコーダ(MTD)をHierDocのベンチマークとして用いた新しいエンドツーエンドモデルを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 6 Dec 2022 11:38:31 GMT)
  • Table of Contentsの自動生成モデルの開発。ベンチマーク用のデータセット作成も行っており、かつ、マルチモーダル。画像からの情報が多いというのは直感に反していない。
  • リポジトリはとのことだが、https://github.com/Pengfei-Hu/MTDまだ404

Unifying Vision, Text, and Layout for Universal Document Processing

  • Unifying Vision, Text, and Layout for Universal Document Processing [105.4]
    本稿では,テキスト,画像,レイアウトのモダリティを文書理解と生成を含むさまざまなタスク形式とともに統合するドキュメントAIモデルを提案する。 我々の手法は、財務報告、学術論文、ウェブサイトなど、さまざまなデータ領域にまたがって、文書理解やQAといった9つのドキュメントAIタスクの最先端を定めている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 5 Dec 2022 22:14:49 GMT)
  • 画像、テキスト、レイアウトとすべての要素を一度に扱えるマルチモーダルなDocument Understandingモデル。多くのベンチマークでLayoutLM v3よりも高性能
  • リポジトリはmicrosoft/UDOP (github.com)

ERNIE-Layout

  • ERNIE-Layout: Layout Knowledge Enhanced Pre-training for Visually-rich Document Understanding [52.4]
    レイアウト知識を向上した新しい文書事前学習ソリューションであるERNIEを提案する。 まず、直列化段階で入力シーケンスを並べ替え、相関的な事前学習タスクを示し、順序予測を行い、文書の適切な読み順序を学習する。 実験の結果、ERNIEは様々な下流タスクにおいて優れた性能を示し、キー情報に新たな最先端設定、文書質問応答を実現している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 12 Oct 2022 12:59:24 GMT)

XDoc: Unified Pre-training for Cross-Format Document Understanding

  • XDoc: Unified Pre-training for Cross-Format Document Understanding [84.6]
    XDocは、単一のモデルで異なるドキュメントフォーマットを扱う、統合された事前訓練されたモデルである。 XDocは、トレーニング済みの個々のモデルと比較して、さまざまなダウンストリームタスクで同等またはそれ以上のパフォーマンスを達成する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 6 Oct 2022 12:07:18 GMT)
    • ドキュメント理解のため異なる文書フォーマットを単一のモデルで扱う統一事前学習モデルXdocを提案。
      • 省パラメータで様々な文章形式に対応できるのはありがたいが、(当たり前かもだが?)現時点ではそれぞれのSoTAには及んでいないよう。
    • リポジトリはunilm/xdoc at master · microsoft/unilm (github.com)

LayoutLMv3

  • LayoutLMv3: Pre-training for Document AI with Unified Text and Image Masking [83.1]
    テキストと画像のマスキングを併用した文書AIのためのマルチモーダルトランスフォーマーを事前学習するためのLayoutLMv3を提案する。 単純な統一アーキテクチャとトレーニングの目的により、LayoutLMv3はテキスト中心および画像中心のDocument AIタスクの汎用的な事前トレーニングモデルになる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 18 Apr 2022 16:19:52 GMT)
    • マルチモーダル性を利用したLayoutLMのバージョン3。pre trainedなCNNやR-CNNバックボーンに依存していないというのにやや驚き。FUNSDでSoTAなどv2に比べて性能が向上している。
    • リポジトリはunilm/layoutlmv3 at master · microsoft/unilm · GitHub

マルチモーダル& Graph Attentionによる文書理解

  • Multimodal Pre-training Based on Graph Attention Network for Document Understanding [32.6]
    GraphDocは、さまざまなドキュメント理解タスクのためのグラフベースのモデルである。 テキスト、レイアウト、画像情報を同時に活用することにより、マルチモーダルフレームワークで事前訓練される。 320万の未ラベル文書から一般的な表現を学習する。
    論文  参考訳(メタデータ)  参考訳(全文)  (Fri, 25 Mar 2022 09:27:50 GMT)
    • ドキュメントレイアウトの認識でテキスト・画像・レイアウトなどマルチモーダルなデータを利用、UniDocやSelf-Doc以上の性能を達成とのこと。

DiT(Document Image Transformer): Transformer + MIMな事前学習による文書構造認識

  • DiT: Self-supervised Pre-training for Document Image Transformer [85.8]
    自己教師付き文書画像変換モデルであるDiTを提案する。 さまざまなビジョンベースのDocument AIタスクでは,バックボーンネットワークとしてDiTを活用しています。 実験結果から, 自己教師付き事前訓練型DiTモデルにより, 新たな最先端結果が得られることが示された。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 4 Mar 2022 15:34:46 GMT)
    • Masked Image Modelingな大規模事前学習を行いDocument Image Transformerを構築、document image classification、document layout analysis、 table detectionでSoTAとのこと。OCRの前処理などに重要であり、モデルが公開されているのがありがたい。