A Survey on LLM-as-a-Judge / From Generation to Judgment: Opportunities and Challenges of LLM-as-a-judge

LLM as a judgeの必要性は至る所で指摘されていて、論文もとても多い。先週2つのサーベイがでていた。いずれも複数研究機関の研究者による共著でリポジトリを公開する形式となっている。1研究機関のチームで調査するのはしんどい時代になっているのだろうか。。。(後者のリポジトリ公開は非常にありがたい)

  • A Survey on LLM-as-a-Judge [10.3]
    大規模言語モデル(LLM)は、様々な領域で大きな成功を収めています。 LLMは、従来の専門家主導の評価に代わる魅力的な代替手段である。 LLM-as-a-Judgeシステムはどうやって構築できるのか?
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 23 Nov 2024 16:03:35 GMT)
  • リポジトリはGitHub – IDEA-FinAI/LLM-as-a-Judge
  • From Generation to Judgment: Opportunities and Challenges of LLM-as-a-judge [32.6]
    人工知能(AI)と自然言語処理(NLP)において、長い間、評価と評価が重要な課題であった。 大規模言語モデル(LLM)の最近の進歩は”LLM-as-a-judge”パラダイムを刺激している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 25 Nov 2024 17:28:44 GMT)
  • プロジェクトサイトはLLM-as-a-judge、リポジトリ(論文リストなど)はGitHub – llm-as-a-judge/Awesome-LLM-as-a-judge

Search, Verify and Feedback: Towards Next Generation Post-training Paradigm of Foundation Models via Verifier Engineering 

  • Search, Verify and Feedback: Towards Next Generation Post-training Paradigm of Foundation Models via Verifier Engineering [51.3]
    検証工学は、基礎モデルの時代のために特別に設計された新しいポストトレーニングパラダイムである。 検証工学のプロセスは,検索,検証,フィードバックの3段階に分類する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 18 Nov 2024 12:04:52 GMT)
  • 「The essence of verifier engineering lies in extending the construction of supervision signals beyond traditional manual feature extraction and data annotation. Instead, it utilizes a suite of effective automated verifiers to perform verification tasks and provide meaningful feedback to foundation models.」というverifier engineering の提案。重要性が増している分野なのは間違いないと思う、
  • リポジトリはGitHub – icip-cas/Verifier-Engineering: Search, Verify and Feedback: Towards Next Generation Post-training Paradigm of Foundation Models via Verifier Engineering

JudgeBench: A Benchmark for Evaluating LLM-based Judges

  • JudgeBench: A Benchmark for Evaluating LLM-based Judges [61.0]
    judgeBenchは、知識、推論、数学、コーディングにまたがる挑戦的な応答ペアに関するLLMベースの判断を評価するためのベンチマークである。 審査員、微調整された審査員、マルチエージェントの審査員、報酬モデルに関する包括的な評価は、審査員ベンチが以前のベンチマークよりもかなり大きな課題を課していることを示している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 16 Oct 2024 17:58:19 GMT)
  • LLMベースの評価者を評価するためのベンチマーク。「Among all the models, OpenAI’s latest o1-preview and o1-mini perform the best overall, achieving 75.43% and 65.71% accuracy respectively.」とのことでo1の能力が高いのが興味深い。
  • リポジトリはGitHub – ScalerLab/JudgeBench

Agent-as-a-Judge: Evaluate Agents with Agents

  • Agent-as-a-Judge: Evaluate Agents with Agents [61.3]
    本稿ではエージェント・アズ・ア・ジャッジ(Agent-as-a-Judge)フレームワークを紹介し,エージェント・システムを用いてエージェント・システムの評価を行う。 これはLLM-as-a-Judgeフレームワークの有機的拡張であり、タスク解決プロセス全体の中間フィードバックを可能にするエージェント的特徴を取り入れている。 55のリアルな自動化AI開発タスクのベンチマークであるDevAIを紹介します。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 14 Oct 2024 17:57:02 GMT)
  • LLM-as-a-Judgeならぬ、Agent-as-a-Judge。確かに有効なのだろうと思う。「We benchmark three of the popular agentic systems using Agent-as-a-Judge and find it dramatically outperforms LLM-as-a-Judge and is as reliable as our human evaluation baseline.」とのこと。
  • データセットがDEVAI-benchmark (DEVAI-benchmark)で公開されている。

LLaVA-Critic: Learning to Evaluate Multimodal Models

  • LLaVA-Critic: Learning to Evaluate Multimodal Models [110.1]
    本稿では,LLaVA-Criticについて紹介する。LLaVA-Criticは,汎用評価器として設計された,最初のオープンソースの大規模マルチモーダルモデル(LMM)である。 LLaVA-Criticは、さまざまな評価基準とシナリオを組み込んだ高品質な批判的インストラクションフォローデータセットを使用してトレーニングされている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 03 Oct 2024 17:36:33 GMT)
  • マルチモーダルなタスクに対しての評価を行うモデルの提案。データ構築もMLLMを多用するアプローチになっていて興味深いが、ライセンス的に大丈夫なんだろうかという若干の不安。
  • プロジェクトサイトはLLaVA-OneVision: Easy Visual Task Transfer (llava-vl.github.io)

Justice or Prejudice? Quantifying Biases in LLM-as-a-Judge

  • Justice or Prejudice? Quantifying Biases in LLM-as-a-Judge [84.3]
    多くの領域で優れているにもかかわらず、潜在的な問題は未解決のままであり、その信頼性と実用性の範囲を損なう。 提案手法は, LLM-as-a-Judgeにおける各種類のバイアスを定量化し, 解析する自動バイアス定量化フレームワークである。 当社の作業は、これらの問題に対処するステークホルダの必要性を強調し、LLM-as-a-Judgeアプリケーションで注意を喚起します。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 03 Oct 2024 17:53:30 GMT)
  • 最近よく使われているLLM as a Judgeで生じるバイアスの整理と定量化に対する提案。「While Claude-3.5 generally shows the greatest resilience to biases, our findings reveal that even highly proficient models can struggle.」という結果は興味深い。(GPT-4oはClaude 3.5より結果が悪かった)
  • リポジトリはJustice or Prejudice? Quantifying Biases in LLM-as-a-Judge (llm-judge-bias.github.io)

A Survey on Evaluation of Multimodal Large Language Models / A Comprehensive Survey of Story Evaluation

大規模言語モデル(LLM)及びそのマルチモーダルな拡張(MLLM)でできるようになったこと(できているようにみえること)は多いが、正しい評価をどうすればよいか不明瞭なものは多い。サーベイも数多く出ている。

  • A Survey on Evaluation of Multimodal Large Language Models [11.6]
    マルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)は、強力な大規模言語モデル(LLM)を統合することで、人間の知覚と推論システムを模倣する この枠組みはMLLMに人間のような能力を与え、人工知能(AGI)の実現への潜在的経路を示唆している。 GPT-4V や Gemini のような全周MLLM の出現に伴い,様々な次元にわたってその能力を評価するための評価手法が開発されている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 28 Aug 2024 13:05:55 GMT)
  • MLLMの評価に関するサーベイ
  • What Makes a Good Story and How Can We Measure It? A Comprehensive Survey of Story Evaluation [57.6]
    ストーリーを評価することは、他の世代の評価タスクよりも難しい場合があります。 まず、テキスト・トゥ・テキスト、ビジュアル・トゥ・テキスト、テキスト・トゥ・ビジュアルといった既存のストーリーテリングタスクを要約する。 本研究では,これまで開発されてきた,あるいはストーリー評価に応用可能な評価指標を整理する分類法を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 26 Aug 2024 20:35:42 GMT)
  • ストーリーに対する評価のサーベイ

Self-Taught Evaluators 

  • Self-Taught Evaluators [77.9]
    本稿では,人工的なトレーニングデータのみを用いて,人間のアノテーションを使わずに即興で証明することを目的としたアプローチを提案する。 我々の自己学習評価器は、RewardBench上で75.4から88.3までの強いLDMを改善することができる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 05 Aug 2024 17:57:02 GMT)
  • 基本的に簡単ではない評価を行うモデルを合成データ経由で作る研究。
  • 「Our Self-Taught evaluator with iterative training over these synthetic preferences greatly boosts the accuracy of a strong seed LLM (Llama3-70B-Instruct) as an evaluator, from 75.4 to 88.7 on RewardBench, a new state-ofthe-art for generative LLM-as-a-Judge methods.」とのこと。通常のモデル構築における合成データの有効性を鑑みると驚きではないものの、(これ以外でも最近のself-なんとかな報告を見ると)この方向性を突き詰めるとAGIに・・・という気がしないでもない。

Self taughtだとSTaR(Self-Taught Reasoner)関連も面白い。

  • Lean-STaR: Learning to Interleave Thinking and Proving [53.9]
    証明の各ステップに先立って,非公式な思考を生成するために,言語モデルをトレーニングするフレームワークであるLean-STaRを紹介します。 Lean-STaRは、Lean定理証明環境内のminiF2F-testベンチマークで最先端の結果を達成する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 14 Jul 2024 01:43:07 GMT)
  • Quiet-STaR: Language Models Can Teach Themselves to Think Before Speaking [34.6]
    自己学習型推論器の一般化であるQuiet-STaRについて述べる。 LMは、将来のテキストを説明するために各トークンで合理性を生成することを学ぶ。 GSM8KとCommonsenseQAではゼロショットの改善が見られた。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 14 Mar 2024 17:58:16 GMT)
  • STaR: Bootstrapping Reasoning With Reasoning [39.5]
    自己学習推論(Slf-Taught Reason:STaR)は単純なループに依存し、多くの疑問に答えるために理性を生成する。 結果,STaRは最終回答を直接予測するモデルと比較して,複数のデータセットのパフォーマンスを著しく向上させることがわかった。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 28 Mar 2022 03:12:15 GMT)

LLMs instead of Human Judges? A Large Scale Empirical Study across 20 NLP Evaluation Tasks

  • LLMs instead of Human Judges? A Large Scale Empirical Study across 20 NLP Evaluation Tasks [106.1]
    人間の判断の代わりにLCMによる判断でNLPモデルを評価する傾向が高まっている。 人間のデータとの比較がないと、これらの評価の有効性が懸念される。 JUDGE-BENCHは、人間のアノテーションを持つ20個のNLPデータセットの集合である。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 26 Jun 2024 14:56:13 GMT)
  • よく用いられるテクニックであるLLMを用いた評価に関するベンチマーク。「GPT-4o ranks first across several evaluation scenarios, but the Llama-3-70B and Mixtral-8x22B open models are relatively close, and outperform GPT-4o on some assessment types such as categorical sentence acceptability (CoLa) and graded summary quality (Summeval).」との結果。有効性はタスクによってかなり違う印象がある。
  • リポジトリはGitHub – dmg-illc/JUDGE-BENCH

Can Large Language Models be Trusted for Evaluation? Scalable Meta-Evaluation of LLMs as Evaluators via Agent Debate

  • Can Large Language Models be Trusted for Evaluation? Scalable Meta-Evaluation of LLMs as Evaluators via Agent Debate [74.1]
    エージェント・ディベート支援型メタ評価フレームワークであるScaleEvalを提案する。 フレームワークのコードをGitHubで公開しています。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 30 Jan 2024 07:03:32 GMT)
  • 評価のためにLLMエージェントを多数使い、かつ、人間の評価を取り入れるフレームワークの提案。GPT-4が一強という時代は終わりつつあり、このようなフレームワークでないと正しい性能評価が難しくなってきているのだろうと思う。
  • リポジトリはGAIR-NLP/scaleeval: Scalable Meta-Evaluation of LLMs as Evaluators (github.com)