Improving Causal Reasoning in Large Language Models: A Survey、LLM-based Optimization of Compound AI Systems: A Survey

因果推論や最適化の分野でもLLMが活用されつつある。

  • LLM-based Optimization of Compound AI Systems: A Survey [64.4]
    複合AIシステムでは、LLMコール、レトリバー、コードインタプリタ、ツールなどのコンポーネントが相互接続される。 近年の進歩により, LLM を用いたパラメータのエンドツーエンド最適化が可能となった。 本稿では,複合AIシステムのLCMに基づく最適化の原理と動向について述べる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 21 Oct 2024 18:06:25 GMT)

AutoKaggle: A Multi-Agent Framework for Autonomous Data Science Competitions 

  • AutoKaggle: A Multi-Agent Framework for Autonomous Data Science Competitions [47.7]
    AutoKaggleは、コード実行と単体テストを組み合わせた反復的な開発プロセスを実装し、コードの正しさとロジックの整合性を保証する。 データクリーニング、特徴工学、モデリングのための検証済み機能を含む汎用データサイエンスツールキットは、このソリューションの基礎を形成します。 AutoKaggleは、一般的なデータサイエンスパイプラインにおけるバリデーションレート0.85と総合スコア0.82を達成する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 27 Oct 2024 12:44:25 GMT)
  • Kaggleのようなデータ分析の自動化。対象としているタスク(分析フェーズ)は「background understanding, preliminary exploratory data analysis, data cleaning (DC), in-depth exploratory data analysis, feature engineering (FE), and model building, validation, and prediction (MBVP).」で通常のAutoMLより広い、対象データはテーブルデータのよう。
  • 「As our analysis relies on GPT-4o, which is trained on data available until October 2023, it includes most of the Classic Kaggle competitions.To evaluate the generalization capabilities of AutoKaggle, we therefore focus on competitions initiated after 2024.」とLeakには気を使っているとはいえ、「Evaluation results demonstrate that AutoKaggle achieves a validation submission rate of 0.85 and a comprehensive score of 0.82 in typical data science pipelines, fully proving its effectiveness and practicality in handling complex data science tasks.」という言いきりは凄い。もっとも、今のLLMの性能からして適切なパイプラインを組めば解けそうな問題であるという感覚はある。
  • リポジトリはGitHub – multimodal-art-projection/AutoKaggle

Survey of User Interface Design and Interaction Techniques in Generative AI Applications 

  • Survey of User Interface Design and Interaction Techniques in Generative AI Applications [79.6]
    我々は,デザイナやディベロッパの参照として使用できる,さまざまなユーザインタラクションパターンのコンペレーションを作ることを目指している。 また、生成AIアプリケーションの設計についてもっと学ぼうとする人たちの参入障壁を低くしようと努力しています。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 28 Oct 2024 23:10:06 GMT)
  • 生成AIを使うアプリケーションのUIについてまとめたサーベイ
  • 珍しいサーベイ

Foundation Models for Remote Sensing and Earth Observation: A Survey

  • Foundation Models for Remote Sensing and Earth Observation: A Survey [101.8]
    本調査は、リモートセンシング基礎モデル(RSFM)の新しい分野を体系的にレビューする。 モチベーションと背景の概要から始まり、続いて基本概念が導入された。 その後、データセットや技術貢献を含む既存のRSFM研究を分類し、レビューする。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 22 Oct 2024 01:08:21 GMT)
  • Remote Sensing (RS) Foundation Modelのサーベイ

ChatGPT search, Gemini Grounding with Google Search, GPT-4o System Card, Baichuan Alignment Technical Report

LLM+WEB検索は非常に有効。その競争も激しい。先週のニュースとしてはIntroducing ChatGPT search | OpenAIGrounding with Google Search  |  Gemini API  |  Google AI for DevelopersGround responses for Gemini models  |  Generative AI on Vertex AI  |  Google Cloudに注目。

前者はCHatGPTとWEB検索の融合で、今までも出たり消えたり、Pluginで使えたりしていた機能の公式メジャーアップデートとの認識。有用な機能であることは間違いなく、著作権との関係を解決しながら進んでいくものだと思う。

後者はWEB検索を通じてFact Chechkingを行う仕組みの提供。研究・OSSとも様々なものがあるが、有効なことが知られている。使いやすい仕組みが整備されるのはありがたい。

その他、GPT-4oのシステムカードやBaichuanのテクニカルレポートがarXivに投稿されていた。これらの情報も興味深い。

  • GPT-4o System Card [211.9]
    GPT-4oは自動回帰オムニモデルであり、テキスト、オーディオ、画像、ビデオの組み合わせを入力として受け入れる。 テキスト、ビジョン、オーディオでエンドツーエンドにトレーニングされており、すべての入力と出力は同じニューラルネットワークで処理される。 GPT-4は、英語とコードのテキスト上でのTurboのパフォーマンスと一致し、非英語のテキストでは大幅に改善された。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 25 Oct 2024 17:43:01 GMT)
  • Baichuan Alignment Technical Report [42.0]
    ベイチュアン・アライメント(Baichuan Alignment)は、ベイチュアン級数のモデルで用いられるアライメント手法の詳細な解析である。 プロセスは、Prompt Augmentation System (PAS)、Supervised Fine-Tuning (SFT)、Preference Alignmentの3つの主要なステージにまたがる。 Baichuan-Instructはコア機能を大幅に改善し、ユーザエクスペリエンスは17%から28%に向上した。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 19 Oct 2024 02:07:33 GMT)
  • A Survey on Automatic Credibility Assessment of Textual Credibility Signals in the Era of Large Language Models [6.5]
    信頼性評価は基本的に、信頼性信号の集約に基づくものである。 信頼性信号はより粒度が高く、説明が容易で、広く活用可能な情報を提供する。 信頼性の自動評価と信頼性信号の検出に関する研究の活発化は、高度に断片化され相互相互接続が欠如しているとして特徴付けられる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 28 Oct 2024 17:51:08 GMT)
  • 信頼性評価に関するサーベイ。最初のニュースにかかわるような話も多く、研究はとても盛ん。

ComPO: Community Preferences for Language Model Personalization 

  • ComPO: Community Preferences for Language Model Personalization [122.5]
    ComPOは、言語モデルにおける好みの最適化をパーソナライズする手法である。 ComPRedはRedditからコミュニティレベルの好みを持った質問応答データセットです。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 21 Oct 2024 14:02:40 GMT)
  • 言語モデルをpersonalizationする手法COMPOの提案。「Our proposed community preference optimization incorporates subreddit-specific contexts into the model, tailoring outputs to align with the distinct norms and values of individual communities.」というアプローチ。
  • リポジトリはGitHub – allenai/compred: Reddit Community Preferences

Claude 3.5 Sonnet, Haiku, Computer use, Aya Expanse

先週の話題で大きかったのはAnthropicによる Claude 3.5 Sonnetの強化とPC(GUI)を操作するエージェントの発表だった。

Introducing computer use, a new Claude 3.5 Sonnet, and Claude 3.5 Haiku \ Anthropic

前者はOpusを名乗らなかったのが注目で、さらなる高精度なモデルが用意されているとすると期待が大きい。後者はAgent S: An Open Agentic Framework that Uses Computers Like a Human  – arXiv最新論文の紹介などのようにGUIを使うアプローチが良いのか、OS-COPILOT/FRIDAY (Fully Responsive Intelligence, Devoted to Assisting You)とUFO(UI-Focused) – arXiv最新論文の紹介のAPI(コード)を介するアプローチが良いのかは議論が分かれるところだが、この手の進化には要注目である。

Cohereから出ている多言語モデルAyaにも要注目。Aya Expanse: Connecting Our World

GemmaやLlama、Mistral以上を主張するモデルでCC-BY NCで公開されている。CohereForAI/aya-expanse-8b · Hugging FaceCohereForAI/aya-expanse-32b · Hugging Face

Scaling Diffusion Language Models via Adaptation from Autoregressive Models 

  • Scaling Diffusion Language Models via Adaptation from Autoregressive Models [105.7]
    拡散言語モデル(DLM)は、テキスト生成モデルのための将来性のある新しいパラダイムとして登場した。 170Mから7BまでのARモデルをDiffuGPTとDiffuLLaMAの拡散モデルに変換し、200B未満のトークンでトレーニングできることを示す。 実験の結果,これらのモデルは初期のDLMよりも優れており,ARと競合していることがわかった。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 23 Oct 2024 14:04:22 GMT)
  • 「Building on existing DLMs, we present a recipe for scaling DLMs by continuing training on off-the shelf autoregressive LLMs.」、Diffusion Language Modelが有望かは議論が分かれるところだとは思うが面白い手法。DiffuLLaMAはautoregressive modelと競合するとのこと。
  • リポジトリはGitHub – HKUNLP/DiffuLLaMA: DiffuGPT and DiffuLLaMA: Scaling Diffusion Language Models via Adaptation from Autoregressive Models

Llama-3.1-Nemotron-70B, Ministral, Baichuan-Omni 

NVidiaから「This model reaches Arena Hard of 85.0, AlpacaEval 2 LC of 57.6 and GPT-4-Turbo MT-Bench of 8.98, which are known to be predictive of LMSys Chatbot Arena Elo As of 1 Oct 2024, this model is #1 on all three automatic alignment benchmarks (verified tab for AlpacaEval 2 LC), edging out strong frontier models such as GPT-4o and Claude 3.5 Sonnet.」を主張するnvidia/Llama-3.1-Nemotron-70B-Instruct-HF · Hugging Face、Mistralからは小規模だが高性能なMinistralが発表されている(Un Ministral, des Ministraux | Mistral AI | Frontier AI in your hands)。Baichuan-Omni はテキスト、画像、動画、音声に対応したマルチモーダルモデルでOSSで公開するとのこと。商用非公開モデルの大きなニュースリリースが予定されているようでそれも楽しみだが、weightが公開されるモデルが増えるのはありがたい。

1つ目はLlama-3.1-Nemotron-70B-Reward と HelpSteer2-Preference prompts を用いてLlama-3.1-70B-Instruct modelをチューニングしたものとのこと。NVIDIAは高効率なアーキテクチャの研究も進めているなど要注目。

2つ目、3つ目のような小規模高性能モデルも様々出ており、性能も検証してみたいところ。

  • HelpSteer2-Preference: Complementing Ratings with Preferences [45.0]
    リワードモデルは、指示に従うためにモデルを整列させるのに不可欠である。 データに適切にマッチする場合、どちらのアプローチも他方よりも優れているという証拠が不足している。 そこで我々はBradley-Terry styleとRegression reward Modelingを組み合わせた新しい手法を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 02 Oct 2024 06:05:52 GMT)
  • nGPT: Normalized Transformer with Representation Learning on the Hypersphere [23.7]
    我々は新しいニューラルネットワークアーキテクチャ、正規化トランスフォーマー(nGPT)を提案する。 nGPTはより高速に学習し、同じ精度を達成するために必要なトレーニングステップの数を4から20に削減する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 01 Oct 2024 23:50:09 GMT)

Biased AI can Influence Political Decision-Making 

  • Biased AI can Influence Political Decision-Making [64.9]
    本稿では、AI言語モデルにおけるパルチザンバイアスが政治的意思決定に及ぼす影響について検討する。 政治的に偏見のあるモデルに晒された参加者は、意見を採用し、AIの偏見と一致した決定を下す可能性が著しく高いことがわかった。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 08 Oct 2024 22:56:00 GMT)
  • 「We found that participants exposed to politically biased models were significantly more likely to adopt opinions and make decisions aligning with the AI’s bias, regardless of their personal political partisanship.」、「However, we also discovered that prior knowledge about AI could lessen the impact of the bias, highlighting the possible importance of AI education for robust bias mitigation.」という指摘。教育の効果はあるようだが、今後問題は大きくなっていくんじゃないかと思う。。