PrExMe! Large Scale Prompt Exploration of Open Source LLMs for Machine Translation and Summarization Evaluation

  • PrExMe! Large Scale Prompt Exploration of Open Source LLMs for Machine Translation and Summarization Evaluation [22.7]
    大規模言語モデル(LLM)はNLPの分野に革命をもたらした。 本研究では,機械翻訳(MT)および要約データセット上で,オープンソースのLLMベースのメトリクスに対して,720以上のプロンプトテンプレートを評価する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 26 Jun 2024 17:56:29 GMT)
  • 機械翻訳と要約を対象とした大規模なプロンプトテンプレートの評価。複数のオープンなLLMで検証しており、LLM間の性能差も参考になる。コードが公開されたら細かく見てみたいところ。
  • プロジェクトサイトはNLLG (nl2g.github.io)、リポジトリはGitHub – Gringham/PrExMe

Detecting AI-Generated Text: Factors Influencing Detectability with Current Methods 

  • Detecting AI-Generated Text: Factors Influencing Detectability with Current Methods [13.1]
    テキストが人工知能(AI)によって作成されたかどうかを知ることは、その信頼性を決定する上で重要である。 AIGT検出に対する最先端のアプローチには、透かし、統計学的およびスタイリスティック分析、機械学習分類などがある。 AIGTテキストがどのようなシナリオで「検出可能」であるかを判断するために、結合する健全な要因についての洞察を提供することを目指している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 21 Jun 2024 18:31:49 GMT)
  • テキスト生成されたものか否かを検出する手法に関するサーベイ、広範な内容。
  • 必要性は認識しているが困難というタスクであり、現状を知るのにとても良い。

Summary of a Haystack: A Challenge to Long-Context LLMs and RAG Systems

  • Summary of a Haystack: A Challenge to Long-Context LLMs and RAG Systems [124.8]
    我々は、文書のHaystackを合成する手順を設計し、特定のテキストが文書間で繰り返されることを保証します。 すると、”Summary of a Haystack”(SummHay)タスクは、Haystackを処理し、クエリ、関連する洞察を特定し、ソースドキュメントを正確に引用する要約を生成するシステムを必要とする。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 01 Jul 2024 15:23:42 GMT)
  • 長文・大量の文書を要約できるかに関する(合成データによる)SummHay ベンチマークを構築、様々なLLM及びRAGを比較した論文。「achieving strong coverage of key insights in a large corpus of text does not require retrieval, given a sufficiently capable long-context LLM.」、「for use-cases where citation quality is important, optimizing retrieval is paramount: it removes irrelevant documents from the summarizer’s context, narrowing and focusing options for citation.」とユースケースによってRAGの有効性が変わるよう。Gemini 1.5 ProはRAGなしでも相当有効に機能しているようなことも興味深い。Retrieveの戦略も複数比較されており参考になる。
  • リポジトリはGitHub – salesforce/summary-of-a-haystack: Codebase accompanying the Summary of a Haystack paper.

CALM3-22B-Chat、InternLM-XComposer-2.5、YuLan

高い性能が話題となったCALM3 22B(論文などはまだ?)、GPT-4Vレベルを主張するInternLM2.5、中国語の性能が高い公開モデルYuLanなどオープンソースの取り組みも引き続き盛り上がっている。

  • YuLan: An Open-source Large Language Model [179.6]
    本稿では,12億ドルのパラメータを持つオープンソースの大規模言語モデル (LLM) であるYuLanの開発について述べる。 YuLanのベースモデルは、英語、中国語、多言語テキストを含む多種多様なコーパスから派生した約1.7ドルのトークンで事前訓練されている。 これらの段階にまたがってカリキュラム学習フレームワークを考案し,LLMが知識を習得し易い方法で学習することを支援する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 28 Jun 2024 11:52:53 GMT)
  • リポジトリはGitHub – RUC-GSAI/YuLan-Chat: YuLan: An Open-Source Large Language Model

Scaling Synthetic Data Creation with 1,000,000,000 Personas

  • Scaling Synthetic Data Creation with 1,000,000,000 Personas [31.5]
    私たちは、Webデータから自動的にキュレートされた10億の多様なペルソナのコレクションであるPersona Hubを紹介します。 この10億のペルソナ(世界の人口の13%)は、世界の知識の分散キャリアとして機能し、大きな言語モデルにカプセル化されたほぼ全ての視点に到達することができる。 ペルソナ駆動のデータ合成は、汎用的で、スケーラブルで、柔軟性があり、使いやすく、合成データ作成とアプリケーションの実践におけるパラダイムシフトを促進する可能性があることを実証する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 28 Jun 2024 17:59:01 GMT)
  • 多様なペルソナを用いた合成データ生成手法の提案。合成データを作るために多様なペルソナを使うというのは確かに有効そう。論文では「our approach allows a 7B LLM to achieve 65% on MATH, matching the performance of gpt-4-turbo-preview」と主張。
  • リポジトリはGitHub – tencent-ailab/persona-hub

Mixture of insighTful Experts (MoTE): The Synergy of Thought Chains and Expert Mixtures in Self-Alignment

  • Mixture of insighTful Experts (MoTE): The Synergy of Thought Chains and Expert Mixtures in Self-Alignment [103.1]
    従来のアライメント戦略は人間の介入に大きく依存しており、例えばSupervised Fine-Tuning(SFT)やReinforcement Learning from Human Feedback(RLHF)などである。 本稿では、AlignCoTと呼ばれる思考の連鎖(CoT)アプローチを利用した新しい自己アライメント手法を提案する。 本稿では、AlignCoTプロセスの各コンポーネントを強化するために専門家の混合を適用し、アライメント効率を著しく向上させるMoTEアーキテクチャについて紹介する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 03 Jul 2024 15:04:25 GMT)
  • CoT的手法を用いた自己アライメント手法ALignCoT とさらにそれを効率化するMoTE(Mixture of insighTful Experts)の提案。
  • 「Safety alignment is essential for LLMs.Existing approaches like SFT and RLHF rely extensively on human annotation, whereas self-alignment strategies depend on LLMs’ emergent abilities.」はそうなんだろうと思うのだけど、強力な自己アライメント手法が安全につながるのかはどうなんだろう。。。

MIRAI: Evaluating LLM Agents for Event Forecasting

  • MIRAI: Evaluating LLM Agents for Event Forecasting [22.5]
    我々は,国際イベントの文脈において,LLMエージェントを時間予測器として評価するための新しいベンチマークであるMIRAIを紹介する。 本ベンチマークでは,歴史的,構造化されたイベントやテキストニュース記事の広範なデータベースにアクセスするためのツールを備えたエージェント環境を特徴とする。 まとめると、MIRAIはエージェントの能力を3つの次元で総合的に評価する。1) 大規模グローバルデータベースから重要な情報を自律的にソースし統合すること、2) ドメイン固有のAPIとツール使用のためのライブラリを使ってコードを書くこと、3) 多様なフォーマットや時間から歴史的知識を共同で引き継ぎ、将来的な事象を正確に予測すること。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 01 Jul 2024 12:22:46 GMT)
  • AIエージェントが未来を予測できるかを測るためのベンチマーク。「We finalized a collection of 991,759 GDELT event records, corresponding to 59,161 unique events and 296,630 unique news articles. Our test set contains 705 query and answer pairs on forecasting an event of given timestamp between two countries, with a 100 balanced test subset.」(GDELT=The GDELT Project)と大規模。
  • リポジトリはMIRAI: Evaluating LLM Agents for Event Forecasting (mirai-llm.github.io)

Multilingual Trolley Problems for Language Models

  • Multilingual Trolley Problems for Language Models [138.1]
    この研究は、「道徳機械実験」という人間の道徳的嗜好に関する大規模横断的な研究から着想を得たものである。 大規模な言語モデル(LLM)は、英語、韓国語、ハンガリー語、中国語などの言語では人間の好みと一致しているが、ヒンディー語やソマリ語(アフリカ)のような言語では一致していないことを示す。 また, LLMが道徳的選択に与える説明を特徴付けるとともに, GPT-3によるGPT-4の決定と実用主義の裏側において, 公平性が最も有力であることを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 02 Jul 2024 14:02:53 GMT)
  • トロッコ問題のような道徳的なジレンマを含む問題を多数の言語に翻訳し、LLMの回答と人間の回答を比較した論文。「We discover that LLMs are more aligned with human preferences in languages such as English, Korean, Hungarian, and Chinese, but less aligned in languages such as Hindi and Somali (in Africa).」とのことで言語間の差異は気になるところ。また、「Moreover, we characterize the explanations LLMs give for their moral choices and find that fairness is the most dominant supporting reason behind GPT-4’s decisions and utilitarianism by GPT-3.」は面白い結果。LLMの規模によるものか、アライメントの方針が変わったのか、興味がある。
  • リポジトリはGitHub – causalNLP/moralmachine

LLMs assist NLP Researchers: Critique Paper (Meta-)Reviewing 

  • LLMs assist NLP Researchers: Critique Paper (Meta-)Reviewing [106.5]
    大規模言語モデル(LLM)は、様々な生成タスクにおいて顕著な汎用性を示している。 本研究は,NLP研究者を支援するLLMの話題に焦点を当てる。 私たちの知る限りでは、このような包括的な分析を提供するのはこれが初めてです。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 24 Jun 2024 01:30:22 GMT)
  • LLMが研究者を支援できるかどうか、レビュワー・メタレビュワーの観点で試行した論文
  • 結論として「Our analysis reveals that while LLMs can generate reviews, they often produce Deficient and paper-unspecific segments, lacking the diversity and constructive feedbacks.Additionally, even state-of-the-art LLMs struggle to assess review deficiencies effectively.」

“You Gotta be a Doctor, Lin”: An Investigation of Name-Based Bias of Large Language Models in Employment Recommendations

  • “You Gotta be a Doctor, Lin”: An Investigation of Name-Based Bias of Large Language Models in Employment Recommendations [29.2]
    我々はGPT-3.5-TurboとLlama 3-70B-Instructを利用して、人種や性別を強く示す320のファーストネームを持つ候補者の雇用決定と給与勧告をシミュレートする。 以上の結果から,40の職種にまたがる他の人口集団よりも,白人女性の名前を持つ候補者を雇用する傾向が示唆された。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 18 Jun 2024 03:11:43 GMT)
  • LLMにおける偏見を調べるため名前と雇用の関係を調査、「Our empirical results indicate a preference among these models for hiring candidates with White female-sounding names over other demographic groups across 40 occupations.」というのは意外な結果。
  • 日本語で実行した場合どのようになるか興味がある。