Automated Graph Machine Learningのサーベイ

VELVET(noVel Ensemble Learning approach to automatically locate VulnErable sTatements): 脆弱性検知手法

  • VELVET: a noVel Ensemble Learning approach to automatically locate VulnErable sTatements [62.9]
    本稿では,ソースコード中の脆弱な文を見つけるための新しいアンサンブル学習手法であるVELVETを提案する。 我々のモデルは、グラフベースとシーケンスベースニューラルネットワークを組み合わせて、プログラムグラフの局所的およびグローバル的コンテキストを捕捉する。 VELVETは、合成データと実世界のデータに対して、それぞれ99.6%と43.6%の精度を達成している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 20 Dec 2021 22:45:27 GMT)
    • グラフ構造情報、系列情報を併用した脆弱性検知手法の提案。合成データで事前学習し現実のデータでfine tuningすることで優れた性能を達成とのこと。

Graph Robustness Benchmark: グラフ構造を用いた機械学習の頑健性ベンチマーク

  • Graph Robustness Benchmark: Benchmarking the Adversarial Robustness of Graph Machine Learning [24.5]
    グラフに対する敵対的な攻撃は、グラフ機械学習(GML)モデルの堅牢性にとって大きな脅威となっている。 グラフロバストネスベンチマーク(GRB)を用いて,GMLモデルの対向ロバスト性に対する拡張性,統一性,モジュール性,再現性を備えた評価を行う。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 8 Nov 2021 07:55:13 GMT)
    • 頑健性(敵対攻撃への耐性)に重きを置いたベンチマークの提案。攻撃側、防御側がコンペのように競いあう方式になっているようで興味深い。

GNNをトリック込みで評価するベンチマーク

  • Bag of Tricks for Training Deeper Graph Neural Networks: A Comprehensive Benchmark Study [100.3]
    ディープグラフニューラルネットワーク(GNN)のトレーニングは、非常に難しい。 我々は、深層GNNの「トリック」を評価するための最初の公正かつ再現可能なベンチマークを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 24 Aug 2021 05:00:37 GMT)
    • deep graph neural networksのトレーニングは難しく、skip connections、graph normalization、random droppingなど様々なテクニックが用いられている。それらを込みで評価するベンチマークを提案。
    • リポジトリはhttps://github.com/VITA-Group/Deep_GCN_Benchmarking

グラフ+Capsule Network

  • Graph Capsule Aggregation for Unaligned Multimodal Sequences [16.7]
    本稿では,グラフベースのニューラルモデルとカプセルネットワークを用いた非整合マルチモーダルシーケンスをモデル化するために,Graph Capsule Aggregation(GraphCAGE)を導入する。 シーケンスデータをグラフに変換することにより、前述のRNNの問題を回避することができる。 さらに、Capsule Networkの集約機能とグラフベースの構造により、我々のモデルは解釈可能になり、長距離依存の問題をよりよく解決できる。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 17 Aug 2021 10:04:23 GMT)
    • グラフベースニューラルモデルとカプセルネットワークを用いたGraphCAGEを提案、Multimodal Sentiment AnalysisのデータセットCMU-MOSI、CMU-MOSEIでSOTAを達成とのこと。

Graph Neural Networksの理論的分類・整理

  • Bridging the Gap between Spatial and Spectral Domains: A Theoretical Framework for Graph Neural Networks [40.0]
    グラフニューラルネットワーク(GNN)は、非ユークリッド問題を扱うように設計されたディープラーニングの一種である。 本研究は,既存のGNNを我々のフレームワークに方法論的に統合できる統一理論フレームワークと新たな視点を提案する。 既存のGNNモデルを空間領域とスペクトル領域に分類し,各領域内のサブカテゴリ間のリンクを示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 21 Jul 2021 17:34:33 GMT)
    • グラフ構造を扱う手法の理論的整理を行った論文。notaionに慣れると概要把握は早くなるのかなと思いつつ、各種手法の概観を知るために良い資料だと思う。

MMGCN(MultiModal fused Graph Convolutional Network): マルチモーダルな感情認識

  • MMGCN: Multimodal Fusion via Deep Graph Convolution Network for Emotion Recognition in Conversation [32.2]
    本研究では,マルチモーダル融合グラフ畳み込みネットワークMMGCNに基づく新しいモデルを提案する。 MMGCNは、マルチモーダル依存関係を効果的に活用できるだけでなく、話者間の依存性や話者内依存性をモデル化するために話者情報を利用することもできる。 提案したモデルを,IEMOCAPとMELDという2つの公開ベンチマークデータセット上で評価し,MMGCNの有効性を実証した。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 14 Jul 2021 15:37:02 GMT)
    • 音響+テキスト+画像というマルチモーダルなデータを扱って(+GCNで)感情認識タスクで優れた性能を出したという報告。マルチモーダルな情報を活用できるモデルであるが、SOTAのスコアには至っていないような・・・?

引用被引用関係(グラフ構造)を活用した情報抽出

  • CitationIE: Leveraging the Citation Graph for Scientific Information Extraction [89.3]
    科学的文書から重要な情報を自動抽出することは、科学者がより効率的に働き、科学的進歩のペースを加速するのに役立つ可能性がある。 引用論文と引用論文の参照リンクの引用グラフを使用する。 最先端技術に対するエンド・ツー・エンドの情報抽出の大幅な改善を観察する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 3 Jun 2021 03:00:12 GMT)

グラフ構造データ処理のサーベイ

  • Graph Learning: A Survey [38.2]
    本稿では,グラフ学習の現状について概観する。 グラフ信号処理,行列分解,ランダムウォーク,ディープラーニングなど,既存のグラフ学習手法の4つのカテゴリに特に注目されている。 テキスト,画像,科学,知識グラフ,最適化といった分野におけるグラフ学習アプリケーションについて検討する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 3 May 2021 09:06:01 GMT)
    • グラフ構造データに対するサーベイ論文。多岐にわたるアルゴリズムが考案されていることがわかる。node2vec, struc2vec, graph2vec, hin2vec, metapath2vecと2vec系だけでもいろいろある。

効率的なGCN、ビームサーチを超えるサーチ、感情を考慮した翻訳

  • Towards Efficient Graph Convolutional Networks for Point Cloud Handling [181.6]
    ポイントクラウド上で学習するためのグラフ畳み込みネットワーク(GCN)の計算効率の向上を目指す。 1) 3次元表現の局所的幾何学的構造情報はKNN探索による近傍特徴の収集に依存するGCN全体にわたって円滑に伝播する。2)グラフ特徴集合の順序をシャッフルし、MLPが等価あるいは類似の複合演算に導く。これらの結果に基づき、GCNの計算手順を最適化する。最適化されたネットワークは計算の複雑さを減らし、メモリ消費を減らし、予測速度を加速し、ポイントクラウド上での学習の精度を同等に保った。
    論文  参考訳(メタデータ)  参考訳(全文)  (Mon, 12 Apr 2021 17:59:16 GMT)
    • GCNの高速化の話。結果はpoint cloudの性質による(?)
  • Machine Translation Decoding beyond Beam Search [43.3]
    ビームサーチは自動回帰機械翻訳モデルの復号化手法である。ビームサーチは自動回帰機械翻訳モデルの復号化手法である。 BLEUの観点で一貫した改善をもたらすが、それは高いモデル確率で出力を見つけることだけに関係している。 我々の目標は、ビームサーチがより強力な計量駆動サーチ技術に置き換えられるかどうかを確かめることである。 モンテカルロ木探索(mcts)に基づく手法を導入し,その競合性を示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 12 Apr 2021 10:28:17 GMT)
    • 翻訳タスク、文章生成タスクなどでよく用いられるビームサーチを改善できるかを検討した論文。DeepMindらしく(?)広範な比較があり参考になる。BLEUのみをメトリクスにしていないのも今風。
  • Sentiment-based Candidate Selection for NMT [2.6]
    本稿では,機械翻訳(mt)候補選択プロセスに自動感情スコアを組み込むデコーダ側手法を提案する。 我々は、英語とスペイン語の感情分類器を訓練し、ビームサーチによるベースラインMTモデルによって生成されたn-best候補を用いて、原文の感情スコアと翻訳の絶対差を最小化する候補を選択する。 人間の評価結果から口語的で感情的な原文をより正確に翻訳することができた。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 10 Apr 2021 19:01:52 GMT)
    • 感情分類器を併用した機械翻訳の論文。このようなアプローチは面白い。