RWKV: Reinventing RNNs for the Transformer Era

The False Promise of Imitating Proprietary LLMs

  • The False Promise of Imitating Proprietary LLMs [158.7]
    より弱い言語モデルを安価に改善するための新しい方法は、より強力なモデルからの出力に対してそれを微調整することである。 このアプローチは、より弱いオープンソースモデルを使用して、プロプライエタリなモデルの機能を安価に模倣することを目指している。 まず、様々なベースモデルサイズを用いてChatGPTを模倣する一連のLMを微調整する。 次に、群衆レーダと標準NLPベンチマークを用いてモデルを評価する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 25 May 2023 05:00:12 GMT)
  • 様々な所でトライされている「強力なLLMからの出力を使って、そうでもないLLMをfine tune」するアプローチを検証した論文。指示に良く従うように見えるが本質的な性能差を埋めているわけではないとの指摘。
  • 「We showed that imitation can indeed improve the style, persona, and instruction adherence of open-source LMs. However, imitation falls short in improving LMs across more challenging axes such as factuality, coding, and problem solving.」ということで応答部分の模倣がうまくいくからと言って問題を解く能力が増加して言えるわけでない、という当たり前と言えば当たり前の指摘。。

OSSなLLMだとLLaMAをoutperformしたというFALCON-40B、tiiuae/falcon-40b · Hugging Faceに期待大、Open LLM Leaderboard – a Hugging Face Space by HuggingFaceH4で現在のところトップの性能。商用利用時にはライセンス利用料が必要とのことで、ライセンスはよく読んで理解する必要がある。

Language Models Meet World Models

  • Language Models Meet World Models: Embodied Experiences Enhance Language Models [33.2]
    大規模言語モデル(LM)は、物理的環境における単純な推論と計画にしばしば苦労する。 我々は、世界モデルでそれらを微調整することで、LMを強化する新しいパラダイムを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 18 May 2023 00:35:38 GMT)
  • 世界モデルを用いてLLMを強化しようという取り組み、 Embodied Experiences from World Models (E2WM)というフレームワークを提案している。シミュレータ(VirtualHome)を用いてより広い情報を集めるアプローチで大変興味深い。
  • 重要なパラメータの保護などシミュレータから得た経験を反映する部分でもlow-rank adaptors & elastic weight consolidationのEWC-LoRAという手法を用いているそう。

SearChain: Search-in-the-Chain

  • Search-in-the-Chain: Towards Accurate, Credible and Traceable Large Language Models for Knowledge-intensive Tasks [108.2]
    本稿では,マルチホップ質問応答のためのLLM生成コンテンツの正確性,信頼性,トレーサビリティを向上させるために,検索・イン・ザ・チェイン(SearChain)と呼ばれる新しいフレームワークを提案する。 SearChainは大規模言語モデル(LLM)と情報検索(IR)を深く統合したフレームワークである
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 5 May 2023 02:35:48 GMT)
  • LLM + information retrievalでマルチホップな問題を解くフレームワークの提案、複数のベンチマークで優れた性能
  •  プロンプト自体・使い方・複数回の問い合わせを工夫していくのはまだまだ続きそうで、LLMの鉱脈は深そう

Chain-of-Dictionary Prompting Elicits Translation in Large Language Models  

  • Chain-of-Dictionary Prompting Elicits Translation in Large Language Models [91.6]
    大規模言語モデル(LLM)は多言語ニューラルマシン翻訳(MNMT)において驚くほど優れた性能を示した 入力単語のサブセットに対する多言語辞書の連鎖による事前知識でLLMを拡張して翻訳能力を引き出す新しい方法であるCoDを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 11 May 2023 05:19:47 GMT)
  • LLMが機械翻訳出も優れた性能を出すことは知られており(というか初期のモチベーションの1つでもあり)、その性能を引き出すため辞書的な情報をプロンプトに入れる手法の提案
  • 多くの言語でテストしており非常に有望な結果。日本語では効果がなさそうな理由を知りたいところ。

Learning to Reason and Memorize with Self-Notes 

  • Learning to Reason and Memorize with Self-Notes [41.7]
    大規模言語モデルは、限られた文脈記憶と多段階推論に苦しむことが示されている。 本稿では,これらの問題を解決するための簡単な手法を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 1 May 2023 14:02:48 GMT)
  • Self-Noteというスクラッチパッドとして機能する部分をプロンプトに入れてモデル自体がそこをメモとして利用可能とする研究
  • LLMを使っていると長さ制限に苦しむことが多く非常に欲しい機能

LLMの拡張、テーブルデータを併用した推論への応用

GPT-#で大規模言語モデルが話題になっているが、その拡張を行う研究も非常に盛ん。

  • mPLUG-Owl: Modularization Empowers Large Language Models with Multimodality [55.7]
    mPLUG-Owlは、大規模言語モデル(LLM)にマルチモーダル能力を持たせる訓練パラダイムである。 トレーニングパラダイムは、LLMの助けを借りて視覚知識を学ぶ、画像とテキストの整列のための2段階の手法を含む。 実験の結果,本モデルは既存のマルチモーダルモデルよりも優れていた。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 27 Apr 2023 13:27:01 GMT)
  • LLMのマルチモーダル化、まずVisual Encoder/Visual AbstractorをLLMを凍結して事前学習、その後LoRAを用いてLLMのInstruction tuning
  • リポジトリはGitHub – X-PLUG/mPLUG-Owl: mPLUG-Owl🦉: Modularization Empowers Large Language Models with Multimodality
  • Large Language Models are Versatile Decomposers: Decompose Evidence and Questions for Table-based Reasoning [45.0]
    大規模言語モデル(LLM)を効率的なテーブルベースの推論のためのデコンパイラとして活用する。 巨大な証拠(巨大な表)をサブエビデンス(小さな表)に分解し、無駄な情報の干渉を軽減する。 我々は,思考連鎖のジレンマを軽減するために,「パーシング・エグゼクティオン・フィリング」戦略を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 27 Apr 2023 11:24:10 GMT)
  • Table データを併用した推論へのLLM適用、 Decompose evidence And questions for effective Table-basEd Reasoning (DATER)提案、優れた性能を達成。初めてTabFactで人間のパフォーマンスを超えたとのこと。
  • テーブルデータの分解、質問の分解、SQLクエリへの変換・実行、 in-context prompting とLLM関連のテクニックが高度に使われている印象で問題の解き方がとても参考になる

Sabi\’a: Portuguese Large Language Models

  • Sabi\’a: Portuguese Large Language Models [5.0]
    対象言語における単言語事前学習は,すでに多種多様なコーパスで訓練されているモデルを大幅に改善することを示した。 ポルトガルの14のデータセットからなるスイートであるPoetaに関するわずかな評価によると、我々のモデルは、英語と多言語で比較すると、かなり差がある。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 16 Apr 2023 20:11:19 GMT)
  • マルチリンガルモデルを単言語コーパスで継続的に事前学習することで当該言語での性能を大幅に向上できるという報告
  • ベースラインモデルの計算量の3%程度で相当の性能向上、LLaMA 65Bを使った場合はgpt-3.5-turboに匹敵ととても効果的に見える。
  • 日本語でも同じようなことができるのか興味津々(もっとも個人で再現させるにはちょっと高いが)

 AdaTest++

  • Supporting Human-AI Collaboration in Auditing LLMs with LLMs [10.1]
    大きな言語モデルは偏見があり、無責任に振る舞うことが示されている。 これらの言語モデルを厳格に監査することは重要である。 既存の監査ツールは、人間とAIの両方を活用して失敗を見つける。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 19 Apr 2023 21:59:04 GMT)
  • LLMの監査ツール、
  • リポジトリはGitHub – microsoft/adatest at AdaTest++

LLM as A Robotic Brain

  • LLM as A Robotic Brain: Unifying Egocentric Memory and Control [77.1]
    Embodied AIは、物理的または仮想的なエンボディメント(つまりロボット)を持つインテリジェントシステムの研究と開発に焦点を当てている。 メモリとコントロールは、具体化されたシステムの2つの不可欠な部分であり、通常、それぞれをモデル化するために別々のフレームワークを必要とします。 ロボット脳として大規模言語モデルを用いて,エゴセントリックな記憶と制御を統一するLLM-Brainという新しいフレームワークを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 19 Apr 2023 00:08:48 GMT)
  • LLMのゼロショット性能を活用したロボットの行動計画&制御
  • 記憶と世界モデル的な部分をLLMに担当させているとのこと