HERMES 3, Jamba 1.5, Mistral-NeMo-Minitron-8B, Llama-3.1-Minitron-4B, BLIP-3

先週も公開モデルに関する報告が出ていた。HERMES 3はHERMESシリーズの最新版でLlama3.1ベース(Paper page – Hermes 3 Technical Report (huggingface.co))、Jamba1.5はTransformer-Mambaの混合アーキテクチャ。 Jamba-1.5-Largeはアクティブパラメータが94Bとこの手のモデルでは非常に大規模。最後のMinitronは以前紹介したアプローチで小規模化したモデルである。

  • Jamba-1.5: Hybrid Transformer-Mamba Models at Scale [30.9]
    提案するJamba-1.5は,Jambaアーキテクチャに基づく命令調整型大規模言語モデルである。 94Bのアクティブパラメータを持つJamba-1.5-Largeと12Bのアクティブパラメータを持つJamba-1.5-Miniの2つのモデルサイズをリリースする。 どちらのモデルも様々な対話型および命令追従型キャパビリティのために微調整されており、有効コンテキスト長は256Kである。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 22 Aug 2024 17:38:59 GMT)
  • TransformerとMambaの混合アーキテクチャで高速なモデルJambaのアップデート。以前より大規模化している。Llama3.1やGemma、MistralなどのTransformerベースのアーキテクチャと比較されているが、スコア特性が違うように見えるのが興味深い。(データの差かもしれないが。。)
  • リポジトリはJamba-1.5 – a ai21labs Collection (huggingface.co)
  • xGen-MM (BLIP-3): A Family of Open Large Multimodal Models [157.4]
    本稿では,LMM(Large Multimodal Models)を開発するためのフレームワークであるxGen-MMを紹介する。 このフレームワークは、慎重にキュレートされたデータセット、トレーニングレシピ、モデルアーキテクチャ、結果のLMMスイートで構成されている。 私たちのモデルは、シングルイメージとマルチイメージのベンチマークを含む、さまざまなタスクにわたって厳格な評価を受けています。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 16 Aug 2024 17:57:01 GMT)
  • xGen-MM (also known as BLIP-3), a framework for developing Large Multimodal Models (LMMs)
  • プロジェクトサイトは、GitHub – salesforce/LAVIS at xgen-mm

Beyond English-Centric LLMs: What Language Do Multilingual Language Models Think in? 

  • Beyond English-Centric LLMs: What Language Do Multilingual Language Models Think in? [40.5]
    我々は、英語中心のLLMが、その強い性能にもかかわらず、それぞれの支配言語に「思考」があるかどうかを考察する。 実験の結果,Llama2は内在言語として英語のみに依存しているのに対し,日本語固有のスワロー語とLLM-jpは日本語と英語の両方を使用し,二重内在言語を呈していることがわかった。 任意の対象言語に対して、モデルは最も密接に関連する潜在言語を優先的に活性化する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 20 Aug 2024 13:05:41 GMT)
  • Llama2、その日本語強化(日本語を用いた継続学習)バージョンであるSwallow、日本語・英語のバランスをとったコーパスで構築されたLLM-jpにおける多言語動作の比較。
  • 3モデルの挙動の違い、文化的側面がある新学期に関する問いの違いが面白い
  • 抽象度が進んだ数学や論理処理だと動作はどうなるんだろう?centricな言語が中心になるとして継続学習モデルだと日本語なんやろうか。

Automated Design of Agentic Systems

  • Automated Design of Agentic Systems [5.4]
    我々は,エージェントシステムの設計を自動生成することを目的とした,エージェントシステムの自動設計という新しい研究領域を定式化する。 我々のアルゴリズムは、最先端の手作りエージェントを大幅に上回る斬新なデザインでエージェントを段階的に発明できることが示される。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 15 Aug 2024 21:59:23 GMT)
  • 「Automated Design of Agentic Systems (ADAS) involves using a search algorithm to discover agentic systems across a search space that optimize an evaluation function.」という分野、および、Meta Agent Searchという名前でLLMを用いて様々なブロックを組み合わせたコードを生成していく手法提案、有効性を確認とのこと。
  • 目標が定まっていればエージェントシステムのデザインも自動化していく可能性は当然あると思う。目標相当のモノの大きさが重要だが、それが解くべき実課題と同じレベルに達するのはいつになるのだろうか。(意外と早い気もしつつ)
  • 上記が実現するまではDifyやGitHub – modelscope/agentscope: Start building LLM-empowered multi-agent applications in an easier way.Very Large-Scale Multi-Agent Simulation in AgentScope  – arXiv最新論文の紹介 (devneko.jp))のようなもので対応することになるのだろうか。
  • プロジェクトサイトは、ADAS (shengranhu.com)、リポジトリはGitHub – ShengranHu/ADAS: Automated Design of Agentic Systems

Model Merging in LLMs, MLLMs, and Beyond: Methods, Theories, Applications and Opportunities

  • Model Merging in LLMs, MLLMs, and Beyond: Methods, Theories, Applications and Opportunities [89.4]
    モデルマージは、機械学習コミュニティにおける効率的なエンパワーメント技術である。 これらの手法の体系的かつ徹底的なレビューに関する文献には大きなギャップがある。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 14 Aug 2024 16:58:48 GMT)
  • 最近、よく話題に上がるモデルマージに関するサーベイ

RAGLAB: A Modular and Research-Oriented Unified Framework for Retrieval-Augmented Generation

  • RAGLAB: A Modular and Research-Oriented Unified Framework for Retrieval-Augmented Generation [54.7]
    大きな言語モデル(LLM)は対話、推論、知識保持における人間レベルの能力を示す。 現在の研究は、LLMに外部知識を組み込むことによって、このボトルネックに対処している。 RAGLABはモジュール的で研究指向のオープンソースライブラリで、6つの既存のアルゴリズムを再現し、RAGアルゴリズムを調査するための包括的なエコシステムを提供する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 21 Aug 2024 07:20:48 GMT)
  • RAGに関するモジュール型フレームワーク、「open-source tools such as LlamaIndex and LangChain employ high-level abstractions, which results in a lack of transparency and limits the ability to develop novel algorithms and evaluation metrics.」とあるが、実利用でも抽象化しすぎて使いにくいことは多い印象…
  • リポジトリはGitHub – fate-ubw/RAGLAB: RAGLAB: A Modular and Research-Oriented Unified Framework for Retrieval-Augmented Generation