Cohere Command R+, AURORA-M, HyperCLOVA X, EURUS

先週もLLM関連の話題が多かった。Cohere Command R+はGPT-4相当をうたう104BのLLMであり、huggingfaceでCC-BY-NCで公開されている。完全に商用クオリティのモデルが非商用利用のみとはいえ公開されたのは衝撃的だった。研究コミュニティに対する大きな貢献だと思う。

Aurora-MはStarCoderPlusから継続学習によって作られたオープンなLLM、HyperCLOVA XはNAVERによる韓国語に強いLLMである。EURUSなどオープンなLLMを強化しようというトライも多い。

Introducing Command R+: A ScalableLLM Built for Business
Command R+は、エンタープライズグレードのワークロードに取り組むために設計された最先端のRAG最適化モデルである。最初はmicrosoft azureで利用可能だ。
Introducing Command R+: A Scalable LLM Built for Business (cohere.com)
Mistral Large以上、GPT-4-Turbo相当を主張するLLM、商用利用不可の条件ではあるが研究用に使用可能なモデルが公開されているのがすごい
リポジトリはCohereForAI/c4ai-command-r-plus · Hugging Face

  • Aurora-M: The First Open Source Multilingual Language Model Red-teamed according to the U.S. Executive Order [123.7]
    Aurora-Mは、英語、フィンランド語、ヒンディー語、日本語、ベトナム語、コードで訓練された15Bパラメータの多言語オープンソースモデルである。 これは、人間がレビューした安全命令を微調整した初めてのオープンソース多言語モデルである。 様々なタスクや言語で厳格に評価されており、破滅的な忘れ物に対する頑丈さを示している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sat, 30 Mar 2024 15:38:54 GMT)
  • 15Bのオープンな多言語LLM、性能はLlama2 13Bと競合という感じではあるが安全性に非常に気を使ったモデルになっている。
  • プロジェクトサイトはAurora-M models – a aurora-m Collection (huggingface.co)
  • HyperCLOVA X Technical Report [119.1]
    韓国語と文化に合わせた大型言語モデル(LLM)のファミリーであるHyperCLOVA Xを紹介する。 HyperCLOVA Xは韓国語、英語、コードデータのバランスの取れた混合でトレーニングされ、その後、高品質な人間アノテーション付きデータセットによる命令チューニングが行われた。 このモデルは、韓国語と英語の両方で、包括的な推論、知識、常識、事実性、コーディング、数学、チャット、指示追従、無害など、様々なベンチマークで評価されている。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 02 Apr 2024 13:48:49 GMT)
  • NAVERによるLLM,韓国語能力が高いが、英語でもLlama2 70Bと競っており能力が高い。パラメータ数は非公表?
  • Advancing LLM Reasoning Generalists with Preference Trees [119.6]
    推論に最適化された大規模言語モデル(LLM)のスイートであるEulusを紹介する。 Eurusモデルは、様々なベンチマークでオープンソースのモデルの間で最先端の結果を得る。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 02 Apr 2024 16:25:30 GMT)
  • Mistral-7B, CodeLlama-70BからSFTされたモデル、UltraInteractというデータセットがコア。「EURUS-70B beats GPT-3.5 Turbo in reasoning through a comprehensive benchmarking across 12 tests covering five tasks」はすごい
  • OpenBMB/Eurus (github.com)

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