Chatbot Arena

  • Chatbot Arena: An Open Platform for Evaluating LLMs by Human Preference [49.0]
    人間の好みに基づいた大規模言語モデル(LLM)を評価するオープンプラットフォームであるArenaを紹介する。 本手法は,クラウドソーシングを通じて,多種多様なユーザベースからのインプットを活用する。 本稿では,このプラットフォームについて述べるとともに,これまでに収集したデータを分析し,実際に使用している統計的手法について説明する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 7 Mar 2024 01:22:38 GMT)
  • Chatbot Arenaの論文、論文化されていなかったことに驚き。なかなか評価の難しいLLM界隈において重要な貢献だと思う。
  • プロジェクトサイトはChat with Open Large Language Models (lmsys.org)

Design2Code

  • Design2Code: How Far Are We From Automating Front-End Engineering? [83.1]
    マルチモーダルLLMがビジュアルデザインをコード実装に直接変換するタスクを Design2Code タスクとして形式化し,包括的なベンチマークを行う。 具体的には、テストケースとして、484の多様な現実世界のWebページのベンチマークを手動でキュレートする。 我々は,GPT-4V と Gemini Pro Vision 上で,マルチモーダルプロンプト手法のスイートを開発し,その有効性を示す。 人的評価と自動測定の両方で、GPT-4Vは他のモデルと比較して、このタスクにおいて最善であることを示している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 5 Mar 2024 17:56:27 GMT)
  • WEBページの画像からコードを作れるかを検証した論文。GPT-4Vが最も性能が高いが、十分ではなさそう。既存のオープンソースモデルの性能はかなり悪い。論文中ではCogAgent – arXiv最新論文の紹介 (devneko.jp)をfine tuningしたDesign2Code-18Bを開発、公開している。
  • MistralベースのHuggingFaceM4/VLM_WebSight_finetuned · Hugging Faceがまずまずのスコアを出しており「WebSight VLM-8B performs better than Gemini direct prompting (54% win rate and 35% lose rate), suggesting that finetuning on a large amount of data can match commercial models in specific domains.」とされているのも興味深い。
  • リポジトリはDesign2Code: How Far Are We From Automating Front-End Engineering (salt-nlp.github.io)

LLM用金融ベンチマークと金融特化型LLM

LLMでも金融分野の研究は多い。

  • FinTral: A Family of GPT-4 Level Multimodal Financial Large Language Models [20.0]
    FinTralは、Mistral-7bモデルに基づいて構築され、財務分析用に調整された、最先端のマルチモーダル言語モデル(LLM)のスイートである。 我々はFinTralをドメイン固有の事前訓練、命令微調整、RLAIFトレーニングで強化する。 我々のFinTralモデルは、FinTral-DPO-T&Rと呼ばれる高度なツールと検索手法を用いて直接選好最適化を訓練し、例外的なゼロショット性能を示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 16 Feb 2024 05:05:12 GMT)
  • こちらはMistralをベースにしたLLM
  • ドメイン特化であれば7BでGPT-4と十分戦える点は面白い

AIR-Bench: Audio InstRuction Benchmark

  • AIR-Bench: Benchmarking Large Audio-Language Models via Generative Comprehension [98.7]
    AIR-Benchは,Large Audio-Language Models (LALM) の様々な種類の音声信号を理解し,テキスト形式で人間と対話する能力を評価する最初のベンチマークである。 その結果, GPT-4による評価と人間による評価との間には高い一貫性が認められた。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 12 Feb 2024 15:41:22 GMT)
  • audio-language なベンチマーク。Foundation benchmark(基礎的タスク、emotion recognition, acoustic scene classification, music QAなど)とChat benchmark(実世界を想定した会話応答)で構成される。評価はGPT-4ベース。
  • 「The evaluation code, datasets, and an open leaderboard will be made publicly available soon.」とのことで公開が楽しみ。

SALAD-Bench:  SAfety evaluation for LLMs, Attack and Defense approaches

  • SALAD-Bench: A Hierarchical and Comprehensive Safety Benchmark for Large Language Models [112.5]
    SALAD-Benchは、大規模言語モデル(LLM)を評価するために特別に設計された安全ベンチマークである。 それは、その大規模な、豊富な多様性、三つのレベルにまたがる複雑な分類、多目的機能を通じて、従来のベンチマークを超越している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 8 Feb 2024 02:50:22 GMT)
  • LLMに対する攻撃・防御に特化したベンチマーク。GPT-4は優秀ではあるがClaude-2が勝っている場合もあり面白い。
  • リポジトリはOpenSafetyLab/SALAD-BENCH: SALAD benchmark (github.com)

ACES: Translation Accuracy ChallengE Set

  • Machine Translation Meta Evaluation through Translation Accuracy Challenge Sets [92.4]
    ACESは146の言語ペアにまたがる対照的な課題セットです。 このデータセットは、メトリクスが68の翻訳精度の誤差を識別できるかどうかを調べることを目的としている。 我々は、WMT2022および2023のメトリクス共有タスクに提出された50のメトリクスに対して、ACESをベンチマークすることで、大規模な研究を行う。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 29 Jan 2024 17:17:42 GMT)
  • 機械翻訳に関する評価手法に対するベンチマーク。当然といえば当然だがBLEUのスコアが非常に低い。「we advise the reader not to draw any conclusions based solely on the ACES-Score」とは書かれているものの・・・。
  • リポジトリはnikitam/ACES · Datasets at Hugging Face、ライセンスはCreative Commons Attribution Non-Commercial Share Alike 4.0 (cc-by-nc-sa-4.0)

UltraTool

  • Planning, Creation, Usage: Benchmarking LLMs for Comprehensive Tool Utilization in Real-World Complex Scenarios [96.0]
    UltraToolは、ツール利用におけるLarge Language Modelsの能力を改善し評価するために設計された、新しいベンチマークである。 現実の複雑さを強調し、効果的な問題解決のために正確で多段階の計画を必要とする。 以前の作業とは異なり、計画中に事前に定義されたツールセットの制限を取り除く。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 30 Jan 2024 16:52:56 GMT)
  • ツールの利用計画や実行などエージェント的動作のためのツール利用ベンチマーク。Tool Creationが入っているのが特徴的に思える。
  • 現状のベンチマーク結果はさすがのGPT-4という感じではあるが、各モデルに得意不得意があるように見えるのが興味深い。
  • リポジトリはJoeYing1019/UltraTool: Planning, Creation, Usage: Benchmarking LLMs for Comprehensive Tool Utilization in Real-World Complex Scenarios (github.com)

DebugBench

  • DebugBench: Evaluating Debugging Capability of Large Language Models [89.1]
    DebugBench – LLM(Large Language Models)のベンチマーク。 C++、Java、Pythonの4つの主要なバグカテゴリと18のマイナータイプをカバーする。 ゼロショットシナリオで2つの商用モデルと3つのオープンソースモデルを評価する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 11 Jan 2024 11:48:36 GMT)
  • デバッグ性能を評価する大規模なベンチマーク
  • 「The experimental results reveal that while closed-source models are less effective compared to human performance, open-source models struggle to yield efficient outcomes in debugging tasks.」という結果で既存のOSSモデルはゼロショットでのデバッグができず、GPT-4でも十分とはいいがたい結果のよう。
  • リポジトリはthunlp/DebugBench: The repository for paper “DebugBench: “Evaluating Debugging Capability of Large Language Models”. (github.com)

TOFU: Task of Fictitious Unlearning

  • TOFU: A Task of Fictitious Unlearning for LLMs [99.9]
    Webからの大量のコーパスに基づいてトレーニングされた大規模な言語モデルは、法的および倫理的懸念を提起する機密データやプライベートデータを再現することができる。 トレーニングデータに存在する情報を忘れるためにモデルをチューニングするアンラーニングは、トレーニング後のプライベートデータを保護する手段を提供する。 未学習の理解を深めるためのベンチマークであるTOFUを紹介する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 11 Jan 2024 18:57:12 GMT)
  • LLMに対するTask unlearningのベンチマーク。事前学習に存在しないデータをfinetuning で入れてunlearningできるかを評価するようなアプローチ。既存の手法は効果が薄いという結果。
  • 「With that and our claim that existing unlearning tools are mostly ineffective, we pose the question of whether or not existing alignment tools work.」は重要な指摘で、多くのモデルでjail breakが可能なことから見てもalignmentで安全なシステムを作ろうとするアプローチは無理筋なんじゃないかと思わなくもない。
  • リポジトリはTOFU: A Task of Fictitious Unlearning for LLMs (locuslab.github.io)

SimulateBench

  • How Far Are We from Believable AI Agents? A Framework for Evaluating the Believability of Human Behavior Simulation [49.2]
    我々は,AIエージェントの信頼性を評価するための2つの指標,一貫性と堅牢性,およびベンチマークであるSimulateBenchを紹介する。 エージェント (i) が長文入力を提示した場合の文字情報の正確な描写に苦慮していること, (ii) プロファイルの摂動に対する脆弱性を示すこと, (iii) 全体としての信頼性に影響を及ぼす重要な要因に大きく影響していること,などが判明した。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 28 Dec 2023 16:51:11 GMT)
  • AIエージェントの一貫性(Consistency )と頑健性(Robustness )を計測するベンチマークの提案。一貫性、がん形成の定義は「Consistency measures whether the LLMs’ generated human behavior accurately depicts the identity information; Robustness measures whether the generated human behavior will be influenced by the perturbation in the profile.」とのこと
  • リポジトリはhttps://github.com/GAIR-NLP/GPTMan