Llama-3.1-Nemotron-70B, Ministral, Baichuan-Omni 

NVidiaから「This model reaches Arena Hard of 85.0, AlpacaEval 2 LC of 57.6 and GPT-4-Turbo MT-Bench of 8.98, which are known to be predictive of LMSys Chatbot Arena Elo As of 1 Oct 2024, this model is #1 on all three automatic alignment benchmarks (verified tab for AlpacaEval 2 LC), edging out strong frontier models such as GPT-4o and Claude 3.5 Sonnet.」を主張するnvidia/Llama-3.1-Nemotron-70B-Instruct-HF · Hugging Face、Mistralからは小規模だが高性能なMinistralが発表されている(Un Ministral, des Ministraux | Mistral AI | Frontier AI in your hands)。Baichuan-Omni はテキスト、画像、動画、音声に対応したマルチモーダルモデルでOSSで公開するとのこと。商用非公開モデルの大きなニュースリリースが予定されているようでそれも楽しみだが、weightが公開されるモデルが増えるのはありがたい。

1つ目はLlama-3.1-Nemotron-70B-Reward と HelpSteer2-Preference prompts を用いてLlama-3.1-70B-Instruct modelをチューニングしたものとのこと。NVIDIAは高効率なアーキテクチャの研究も進めているなど要注目。

2つ目、3つ目のような小規模高性能モデルも様々出ており、性能も検証してみたいところ。

  • HelpSteer2-Preference: Complementing Ratings with Preferences [45.0]
    リワードモデルは、指示に従うためにモデルを整列させるのに不可欠である。 データに適切にマッチする場合、どちらのアプローチも他方よりも優れているという証拠が不足している。 そこで我々はBradley-Terry styleとRegression reward Modelingを組み合わせた新しい手法を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 02 Oct 2024 06:05:52 GMT)
  • nGPT: Normalized Transformer with Representation Learning on the Hypersphere [23.7]
    我々は新しいニューラルネットワークアーキテクチャ、正規化トランスフォーマー(nGPT)を提案する。 nGPTはより高速に学習し、同じ精度を達成するために必要なトレーニングステップの数を4から20に削減する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 01 Oct 2024 23:50:09 GMT)

Agent-as-a-Judge: Evaluate Agents with Agents

  • Agent-as-a-Judge: Evaluate Agents with Agents [61.3]
    本稿ではエージェント・アズ・ア・ジャッジ(Agent-as-a-Judge)フレームワークを紹介し,エージェント・システムを用いてエージェント・システムの評価を行う。 これはLLM-as-a-Judgeフレームワークの有機的拡張であり、タスク解決プロセス全体の中間フィードバックを可能にするエージェント的特徴を取り入れている。 55のリアルな自動化AI開発タスクのベンチマークであるDevAIを紹介します。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 14 Oct 2024 17:57:02 GMT)
  • LLM-as-a-Judgeならぬ、Agent-as-a-Judge。確かに有効なのだろうと思う。「We benchmark three of the popular agentic systems using Agent-as-a-Judge and find it dramatically outperforms LLM-as-a-Judge and is as reliable as our human evaluation baseline.」とのこと。
  • データセットがDEVAI-benchmark (DEVAI-benchmark)で公開されている。

BenTo: Benchmark Task Reduction with In-Context Transferability

  • BenTo: Benchmark Task Reduction with In-Context Transferability [32.6]
    本稿では,大規模言語モデル(LLM)のベンチマークに使用するタスクを効率的に削減する方法を検討する。 In-context Learning (ICL) による2つのタスク間の伝達可能性を推定する実用的な指標を提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 17 Oct 2024 17:41:15 GMT)
  • 評価が難しいLLM評価用のタスクを効率的に削減する手法の提案。Benchmark Task reductiOn (BENTO)は無理があるのでは、、、と思わなくはないがとても面白い研究。
  • リポジトリはGitHub – tianyi-lab/BenTo: Code for “BENTO: benchmark reduction with in-context learning transferability”

Underwater Object Detection in the Era of Artificial Intelligence: Current, Challenge, and Future 

  • Underwater Object Detection in the Era of Artificial Intelligence: Current, Challenge, and Future [119.9]
    水中物体検出(UOD)は、水中の画像やビデオ中の物体を識別し、ローカライズすることを目的としている。 近年、人工知能(AI)に基づく手法、特に深層学習法は、UODにおいて有望な性能を示している。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 08 Oct 2024 00:25:33 GMT)
  • 水中の物体認識に関するサーベイ。
  • リポジトリはGitHub – LongChenCV/UODReview

Agent Security Bench (ASB): Formalizing and Benchmarking Attacks and Defenses in LLM-based Agents 

  • Agent Security Bench (ASB): Formalizing and Benchmarking Attacks and Defenses in LLM-based Agents [32.6]
    Agent Security Bench (ASB) は、LLMベースのエージェントの攻撃と防御を形式化し、ベンチマークし、評価するためのフレームワークである。 我々は, インジェクション攻撃10件, メモリ中毒攻撃, 新規のPlan-of-Thoughtバックドア攻撃, 混合攻撃10件, 対応するバックボーン13件についてベンチマークを行った。 ベンチマークの結果,システムプロンプト,ユーザプロンプト処理,ツール使用量,メモリ検索など,エージェント操作のさまざまな段階における重大な脆弱性が明らかになった。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 03 Oct 2024 16:30:47 GMT)
  • エージェントに対する攻撃と防御のベンチマーク。基礎性能が高くないとそもそもASRが低いが、性能が高いと攻撃を拒否することも可能になるように見える。結果が興味深い。
  • リポジトリはGitHub – agiresearch/ASB: Agent Security Bench (ASB)

GenSim2

  • GenSim2: Scaling Robot Data Generation with Multi-modal and Reasoning LLMs [38.3]
    GenSim2は、複雑で現実的なシミュレーションタスク作成のためのスケーラブルなフレームワークである。 パイプラインは200のオブジェクトで最大100の調音タスクのデータを生成し、必要な人的労力を減らすことができる。 我々は、生成したデータをゼロショット転送や実世界の収集データとの協調訓練に使用できる、GenSim2の有望な使用法を示す。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Fri, 04 Oct 2024 17:51:33 GMT)
  •  (1) task proposal, (2) solver creation, (3) multi-task training, and (4) generalization evaluation and sim-to-real transfer.からなるフレームワークの提案。各所にLLM、MLLMを活用しながらデータ合成を行っていくアプローチ。(NLPのライブラリ gensimではない)
  • プロジェクトサイトはGenSim2: Scaling Robotic Data Generation with Multi-modal and Reasoning LLMs
  • GenSim: A General Social Simulation Platform with Large Language Model based Agents [110.4]
    我々はtextitGenSim と呼ばれる新しい大規模言語モデル (LLM) ベースのシミュレーションプラットフォームを提案する。 我々のプラットフォームは10万のエージェントをサポートし、現実世界のコンテキストで大規模人口をシミュレートする。 我々の知る限り、GenSimは汎用的で大規模で修正可能な社会シミュレーションプラットフォームに向けた最初の一歩である。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Sun, 06 Oct 2024 05:02:23 GMT)
  • 大規模なLLM based Agentのシミュレーションプラットフォーム(これもNLPのgemsimではない)
  • リポジトリはGitHub – TangJiakai/GenSim

MatMamba: A Matryoshka State Space Model

  • MatMamba: A Matryoshka State Space Model [24.9]
    MatMambaはMatryoshkaスタイルの学習とMamba2を組み合わせた状態空間モデルである。 MatMambaは、様々なモデルサイズにまたがる効率的で適応的なデプロイメントを可能にする。 言語モデルと画像モデルは,35Mから1.4Bまでのパラメータサイズで訓練する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Wed, 09 Oct 2024 09:41:34 GMT)
  • マトリョーシカ構造のMamba、「We train a single large MatMamba model and are able to get a number of smaller nested models for free – while maintaining or improving upon the performance of a baseline smaller model trained from scratch.」という利点がある。加えて(Mambaだから)高解像度ではViTより優れているとのこと。
  • リポジトリはGitHub – ScaledFoundations/MatMamba: Code and pretrained models for the paper: “MatMamba: A Matryoshka State Space Model”

BabelBench: An Omni Benchmark for Code-Driven Analysis of Multimodal and Multistructured Data

  • BabelBench: An Omni Benchmark for Code-Driven Analysis of Multimodal and Multistructured Data [61.9]
    大規模言語モデル(LLM)は、様々な領域でますます重要になっている。 BabelBenchは、コード実行によるマルチモーダルなマルチ構造化データ管理におけるLLMの熟練度を評価する革新的なベンチマークフレームワークである。 BabelBenchの実験結果から,ChatGPT 4のような最先端モデルでさえ,大幅な改善の余地があることが示唆された。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Tue, 01 Oct 2024 15:11:24 GMT)
  • マルチモーダル、かつ、マルチストラクチャなデータを取り扱うタスクに対するベンチマークの提案。GPT-4oでもスコアは相当低いが、OpenAI o1に向くタスクな気もしていてo1を含むシステムで試してみたいところ。
  • リポジトリはGitHub – FFD8FFE/babelbench

DailyDilemmas: Revealing Value Preferences of LLMs with Quandaries of Daily Life

  • DailyDilemmas: Revealing Value Preferences of LLMs with Quandaries of Daily Life [46.1]
    日常生活で遭遇した1,360の道徳的ジレンマのデータセットであるDailyDilemmasを提示する。 それぞれのジレンマは2つの可能なアクションを含み、それぞれのアクションでは、影響を受ける当事者と人間の価値が呼び出される。 我々は、社会学、心理学、哲学に触発された5つの一般的な理論のレンズを通して、これらの価値を分析した。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Thu, 03 Oct 2024 17:08:52 GMT)
  • 道徳的ジレンマのデータセット
  • リポジトリはhttps://github.com/kellycyy/daily_dilemmas

LLMs Are In-Context Reinforcement Learners

  • LLMs Are In-Context Reinforcement Learners [30.2]
    大規模言語モデル(LLM)は、コンテキスト内教師あり学習(ICL)を通じて新しいタスクを学習することができる。 この研究は、この能力が文脈内強化学習(ICRL)にまで拡張されるかどうかを研究する。 本稿では、テスト時間計算の増加と計算バウンド近似により、この欠陥に対処するアルゴリズムを提案する。
    論文  参考訳(メタデータ)   (Mon, 07 Oct 2024 17:45:00 GMT)
  • 「ICRL is a natural combination of ICL and reinforcement learning (RL).Instead of constructing the LLM context from supervised input-output pairs, the LLM context is constructed using triplets consisting of input, model output prediction, and the corresponding rewards.」というスタイルのインコンテキスト強化学習の提案。ナイーブな実装がうまくいかないのが興味深い。「Its poor performance is due to its incapacity to explore the output space.」とのこと。
  • プロジェクトサイトはLLMs Are In-Context Reinforcement Learners (lil-lab.github.io)